最初仏はまじないの類を一切禁止していた
あるとき坊主が女の前を通りかかった
女は流産したばかりだった
「私の幸運のためにこの布をその足で踏んでくれ」
坊主はまじないを禁止されていたので踏まなかった
女は怒った
「あのクソ坊主どもはちょっと布を踏むこともしてくれない!
私の次の子も流産したらどう責任取ってくれるんだ! 消えろ!失せろ!死ね!」
そのことを耳にした仏はこう言った
「民間人はまじないを好む
それくらいのまじないはしてやれ」
最初仏はまじないの類を一切禁止していた
あるとき坊主が女の前を通りかかった
女は流産したばかりだった
「私の幸運のためにこの布をその足で踏んでくれ」
坊主はまじないを禁止されていたので踏まなかった
女は怒った
「あのクソ坊主どもはちょっと布を踏むこともしてくれない!
私の次の子も流産したらどう責任取ってくれるんだ! 消えろ!失せろ!死ね!」
そのことを耳にした仏はこう言った
「民間人はまじないを好む
それくらいのまじないはしてやれ」
あるとき神が仏の前に降りてきて歌いかけた
♪古今東西あらゆる宗教家が
吉祥 (「玄関に○○を置くと幸運を招ける」みたいなの) を探してきた
では仏は世界最高の吉祥は何だと言うか?
仏は歌い返した
♪家の大人が真面目に働いていること
これが見られる家には幸運がやってくる
家の子供が真面目に勉強していること
これが見られる家には幸運がやってくる
神はその通りだと満足して帰った
(要するにまじないに頼っても意味ないから諦めて働けと言うこと)
まじないとか祈祷とかで何とかしたがる阿呆な民間人を
だましすかしてまともな道を歩ませるのが宗教の役割だと仏は気づいたわけ