今日は書くか、駄目だなこのままでは
気合を入れねば
今日は書くか、駄目だなこのままでは
気合を入れねば
粒としてみれば大して大きくないそれも集まれば雫となる
たくさんの雫はアスファルトを冷まし河の流れを作り木々の成長を促す
いつもは硬派な人間も、それによって体が作られているから、無性に当たりたくなることがある
そんなときは決まってセンシティブで身体は重く溶け込んで、心は少し軽くなる
しょっぱいそれは一見透明なのに深くなると暗くなる
やがて何にも見えなくなって辺りは一切の色を受け付けない
それをボトルに入れて閉じ込めて、太陽にかざすと透明だった
顔が赤くなるそれはキリリと辛くて胸が焼けた
吐く息はあの日のじいさんで、懐かしんでいるとぽわぽわと体が火照っていた
温かいそれにざぶんと浸かれば浄土に行ける
ぱちぱちと音を立てる薪の中にもそれが含まれている
水はすくえば落ちて、幾分かは手に残る。とりとめがなくて魅力の宝庫と気づいたのは、つい最近のことだ