一年間暇だしなんか続けようとおもう #133

133以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2020/03/16(月) 01:32:23.88 ID:h/oJxEGK

我慢だ!!そうだ、我慢だ!
慎重なアイツがもう少し、もう少し油断したその瞬間を狙うんだ!
中学の時の脱糞は今この時のため!
心は燃えて、体は冷たく、その時間は何分にも感じられた
クマ野郎が腰をかがめる、手を伸ばして、わずかに前のめりになる
ここだ!
虚ろな目をカッと開き、黒い瞳のその向こう、赤茶けてもふもふな耳に手を伸ばす
「ふぐぇ!」
刺すような痛みがみぞおちに走る
そりゃそうだ。いくら奴がかがんだとはいえ、体を起こし彼女に飛びつくより、彼女が男の水月をひざで突く方が圧倒的に早い
だが、きめ細かな少女のふとももから離れる俺ではなかった
「クソ!ハナセ!」
喰らいついている俺は言われた通り、右手を太ももから離しもう一度耳に伸ばす
クマ野郎はイヤリングを取られまいと手で耳に蓋をする
「それが狙いだ!」
俺は耳に向かおうとしていた右手を、少女のその脇と肋骨との間で激しく上下させた
「!!?」
急激に筋肉が緊張していくのが分かる。少女は半ば反射的に脇を閉じた。くすぐりというのは獣にも通用するらしい
離れまいとしていた俺の左手はその太ももから目標を首筋に変える。抱きかかえるようにして少女の身体を固定し
くすぐりを止めた右の手は迷うことなくパール色に光るイヤリングを掴んだ
二人そろって地面に倒れこむ
「うぉ」
声にならない声を上げる
「う、うおおおおお!!取れたぁぁ!」
俺は少女にまたがりながら歓声を上げた。それは耳飾りを奪えた喜び、知恵に勝るものはないと確信した高揚、過去の失敗から大いなる成功を得た名誉の感謝、
ではなく、これから起きる情事に対する、初々しい咆哮なのであった
股に挟まれた少女はなすすべなく、飽きれた奴だと男の顔を仰いだ。その口元をわずかにほころばせながら

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