山岡「スーパーで買ってきた片栗粉と、私が用意した片栗粉です。片栗粉の原料は知ってますか?」
大原「確か、ジャガイモだったと思うが」
公一「おじいちゃん、ジャガイモジャガイモでも馬鈴薯だよ」
山岡「その通り。で、その馬鈴薯の澱粉が片栗粉になります」
ゆう子「なるほど、馬鈴薯にも良し悪しがあるように片栗粉にも良し悪しがあるのね」
山岡「そう、芋が上等なら澱粉も上等なのさ。すこし試してみましょう」
岡星「コップに水と片栗粉を2対1の割合で入れて混ぜ、しばらく置いておきます」
ゆう子「沈殿の速さが良し悪しに関係あるんですか?」
岡星「いいえ、沈殿した後が大切なんですよ」
山岡「よし、沈殿しきったな。皆これをよく見てくれ」
公一「ああっスーパーで買った方は濁ってるのにッ」
大原「こっちは濁っていない!」
ゆう子「ホント、きれいに沈殿してるわ」
山岡「よく沈殿するのは粘り気があるいい片栗粉の証拠なんだ。逆に小さな物が浮遊しているのは質の悪い片栗粉」
ゆう子「という事はこの片栗粉は凄くいいものなのね」
山岡「北海道産の無農薬馬鈴薯の澱粉を低温乾燥させて作った極上の片栗粉を使っているからね。粘り気が凄いんだ」
公一「あの粘り気はこれのおかげだったのか……」
大原「それで臭いはどうしたんだ」
山岡「知り合いの女子中学生から譲ってもらった新鮮なヒザ裏の汗です」
大原「フム、思春期の女子とはいえそれだけだと匂いが弱すぎやしないか?」
山岡「片栗粉Xの材料は基本的に水と片栗粉だけ、だから無味無臭なんです。市販のオナホは石油臭さを消す為に強い香料を使用しなければなりませんが、片栗粉Xなら思春期女子の汗で十分なんですよ。まぁ、今回は公一君の趣味に合わせて選んだだけですけど、他にもおしっこなんかいいんじゃないかな」
公一「好みに合わせた匂いで作れるのも魅力だね」
山岡「匂いだけじゃないぞ~、当然作る型を変えれば自分の好みの大きさにも出来るんだ。」
ゆう子「手作りならではですね」
公一「すごいッ」