――アダルトショップ
ゆう子「山岡さんここは?」
山岡「ここは俺の行きつけのアダルトショップだ」
ゆう子「へぇ~、普通のアダルトショップとは随分雰囲気が違いますね」キョロキョロ
山岡「ああ、ここにあるものは全て手作りなんだ」
ゆうこ「ええっ手作りで出来るものなんですか?」
山岡「見てのお楽しみさ。親方ぁ~、来たよ」ガラガラ
親方「おお、これはこれは山岡さん。今日は女性連れで梁型でも買いに?」
山岡「そうじゃないよ。今日はアレを見せてもらおうと思ってね」
ゆう子「あれ……ってなんです?」
山岡「片栗粉X、手作りオナホのスタンダードだ」
親方「ま、色々手作りオナホはあるけど今は最新技術を使った片栗粉Xが主流だね。ほら、出来立てだ」スッ
ゆう子「へぇ、これが片栗粉X」
山岡「そう、これが市販の石油製品や香料を一切使っていない本物のオナホだ。しかも、長い手作りオナホの歴史の中でもコイツは格別さ」
ゆう子「オナホに歴史があるんですか?」
山岡「そりゃあね、エイの性器を切り取ったもの、刀の鞘を太くしたものにベルベットを張った『吾妻型』、こんにゃく、モチと時代によって様々だ」
ゆう子「そんなに奥が深いんですね」
親方「モチベーションって言葉は江戸時代にお殿様のモチを使ったマスターベーションへの意欲を評して家来たちが使い始めた言葉とも言われているね」
山岡「しかしそれらは古い技術で実際の使用感はイマイチなんだ」
ゆう子「それで新しい片栗粉Xがスタンダードなのね」
山岡「そう言う事。それで親方、貸してほしい物があるんだ」