――翌日大原宅
山岡「どうでした公一君?」
大原「それが……」
*****回想*****
大原「公一、床オナや激しい擦りはよくない。これを使いなさい」スッ
公一「えっオナホ!? 使ってみるよ!」ヌチャヌチャ
大原「どうだ、オナホも中々気持ちいだろう?」
公一「……」ヌポッ
大原「どうした公一、出すまでやっていいんだぞ」
公一「こんなもの使えないよッ!」バシッ
大原「なんてことをッ!」
公一「おじいちゃん、僕はオナニーに刺激を求めてるんだッ! オナホなんかじゃ萎えちゃうよ! 見てみなよこの柔らかさを!」ムニチュ
大原「た、たしかに……う~む」
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大原「君の言うとおりオナホを与えたのに全然ダメだったんだ!」
ゆう子「そんなっ! オナホは買うのが恥ずかしいせいもあって使う行為自体に興奮するというのに!」
大原「しかし現に公一は受け付けなかった」
山岡(……)
山岡「大原社主、そのオナホについて詳しく聞かせてください」
大原「ああ、あれは有名アダルトショップで買ったものでな。なんでもネットや雑誌で好評なものらしい。材質はシリコンのような……」
山岡「やっぱりな、それはできそこないのオナホですよ」
大原「なんだって!? 人気な品なんだぞ!」
山岡「それは間違いです。日本人は皆ネットや雑誌で取り上げられたものを『良い物』と思いこんでしまう」
大原「うっ……」
ゆう子「たしかに、ディルドでも同じ事が言えるわね」
山岡「オナニーは人が決めた基準でするものじゃない。オナホを自分で確かめて、選んでこそ本当の『オナホでオナニーを楽しむ』という事なんだ」
大原「で、どうすればいいんだ山岡君!」
山岡「待っていてください。三日後に最高のオナホールをお見せしますよ」