「ちょっと、してみないか?」 確か兄にそんなふうな言葉をかけられた。
「ふん」 当時の私は兄の声かけにはこんな具合に素っ気なく応えてた。
兄の手が伸びてきてからは無言のままだったと思う。
私はされるがままの俎の鯉だった。
裸はさほど抵抗無い、一緒に入浴していたときの感覚が残っていたから。
「ちょっと、してみないか?」 確か兄にそんなふうな言葉をかけられた。
「ふん」 当時の私は兄の声かけにはこんな具合に素っ気なく応えてた。
兄の手が伸びてきてからは無言のままだったと思う。
私はされるがままの俎の鯉だった。
裸はさほど抵抗無い、一緒に入浴していたときの感覚が残っていたから。