俺の名は堂南田
父の仕事の都合で沖縄から東京に来て3年になる
珍しい名字だからか学校でも教師に一番に覚えられ授業中よく当てられ、おたおち寝ることもできない
おまけに同級生から「どうなんだ?」といつも弄られ、少し学校にいくのが嫌になっていた
ある夜、俺の夢枕によくわからない猫みたいな動物が立っている
曰く、お前のご先祖に助けらた恩があるので何でも願いを叶えてやろうとのことだ
俺は名字を変えることを願おうと思ったが、どうもその猫はまだ修行中の身らしく、変えることは変えられるがどのような名字になるかわからないと言う
さらに変な名字になると嫌だなと思った俺は、平凡だが巨乳の美少女に変身して同級生をからかってやろうと思った
かくして、俺は巨乳美少女に変身する術を身につけた
ただ案の定、猫の魔力はまだまだ未熟でありしばらく変身すると元の姿に戻ってしまい、また変身するには少し休憩が必要ということらしい
まあ高望みしても仕方があるまいと俺はさっそく街に出た
運よくいつも俺をからかっている同級生のひとりをみつけた
俺はその同級生に後ろから声をかけた
そいつは少し驚いたような表情をしたが、どうしましたかと返してきた
俺は道に迷ってしまって…と、困ったような表情をしてみせた
するとそいつはこころよく案内しますよと言い、歩き始めた
最初は普通に話していたが、だんだん下心が見え隠れしはじめ、ついに連絡先を聞かれた
そこで俺は知り合いのヤ●ザみたいな怖いおっさんのメアドを教えてやった
ざまあみろだ
と、少し目の辺りに違和感を覚えた
…まずい、もしや元の姿に戻りかけているのでは…