己の限界を試す良い機会になる
お前らも一度やってみてほしい
便意を感じて、これは今すぐにでも出るっ!というときがまさにチャンスだ
逸るのはわかるが、一旦気持ちを落ち着けてみよう
落ち着いたら正確に自分の現状を把握すること
まず、現在の自分の脱糞率がどの程度かを推定する
脱糞率についてだが、完全にうんこを出している状態の脱糞率を100%とする
脱糞率が何%なのかを数字で把握することはより冷静な自分を保つために有効だ
うんこを我慢する際の理想の脱糞率についてだが、これは95%以上となる
それまでまだ余裕がある場合は、脱糞率をあげるために我慢を続けることになる
すると、そのうち我慢がしんどくなってくる時が来る
恐らくこの時点での脱糞率は80~90%ほどだろう
これは精神的にはもう我慢できない状況だ
者によっては、もうここで出しちまおうなどと誤った判断を下したりするだろうが、少しだけ待ってほしい
と言うのも、脱糞率90%というのは、案外肉体的(大腸)にはまだ余裕が残っているのである
我々は己の限界を見定めるために、更なる我慢を強いられることになる
ここで目指すのは脱糞率98%
この値こそが心身ともにギリギリな状態だ
ここまで我慢すればもうトイレに行ってもいいだろう
ゆっくり便器のふたを開け、静かに便座に座る
ここまでの苦難に耐えたお前らはかなり慎ましくなったことだろう
たとえうんこが漏れそうでも、それをいきなり遠慮なしに出すなどとはしないはずだ
それは我らが友うんこへの冒涜であり重罪となる
心身共に限界な状態で便座に座り、それでもなお友を離さないお前らは、どんな神よりも尊い存在であることを忘れないでほしい
さあ、ついに我々は最後のステージへと降り立った
常人なら一刻も早くうんこをしたい状況だが、神を越えた存在である我々は少し慎重になるべきである
ところが、便器というのは実に不思議なもので、そこに座っただけで我々の便意を強く刺激するのである
そこには、まるで我々の親友を優しく引き取ろうとする聖母のような包容力がある
だが油断してはならない
便器は本当に聖母なのだろうか?
聖母とは、迷える子羊を拾い、その世話をすることで喜びを覚える善良の人だ
便器には本当にそのような包容力があるだろうか?
むしろ、この包容力は見せかけで、本当は便器は見つけた子羊を肉業者に売り付けて金儲けをするような輩かもしれない
そういう可能性だってあるのだ
お前らは当然悩むだろう
この便器に我らが友うんこを預けていいものだろうか?
だが時は待ってくれないのだ
便器はますます便意を刺激する
お前らのアナルも油断すれば開きそうになる
もはや一刻の猶予もないのだ
迷っている時間などないのだ
さあ、この問題を解決する手段はあるだろうか
実はあるのである
脱糞率の操作というテクニックを紹介しよう
これは、うんこが肛門のすぐそばまで進出し、先っちょが少し外に出ている際、うんこを外に出すために肛門を開くのではなく、あえて閉じるのだ
すると、うんこは「ミチミチ」と怒りを滲ませた音を立てて再び肛門の内側にしまわれる
一度100%になった脱糞率を再び98%に戻すため、このテクニックは脱糞率の操作と言われている
このテクニックを使えば、お前らが便器は何者なのかと考えている間の時間を稼ぐことができる
この脱糞率の操作を行い、お前らがじっくりと考えていた時、お前らはある事実を思い出す
それはもう何年