俺「さすが、良いところだな」
俺「この冒険もいろいろあったな」
俺「そろそろ終わりか」
俺「結局、俺の悩みは解決しなかったな」
俺「あれ……そもそも俺の悩みってなんだっけ? たしか人生について……」
俺「くそっ……思い出せない。俺は何について悩んでたんだ? 俺はどうしてこんなところまで歩いてきたんだ?」
俺「だめだ、思い出せない。なにかあった……俺は悩んでたんだ!」
その時、俺を強烈な光が包み込んだ
目を開けていられないほどの強い光
俺「うわっ! なんだ!?」
やがて光は弱まり、恐る恐る目を開いた俺は愕然とした
兼六園ではない別の場所に俺はいたのだ
殺風景な景色のなかにずっしりとした大きな岩がひとつ
なんて事だ、ここは……