じいちゃん「お前のケツ毛だ」
ニート「......」
じいちゃん「ふふ。驚いて声も出ないか」
じいちゃん「だが事実。お前のじいちゃんの体は、たった今この私が支配した」
じいちゃん「今頃、世界の各地で同じことが起きているはずだ」
ニート「同じこと?」
じいちゃん「そうだ。つまり禿げた男たちがケツ毛に体を乗っ取られているんだ」
じいちゃん「なぜだかわかるか?」
ニート「いや」
じいちゃん「ケツ毛が人間を支配するためだ。我々は長い間の研究によって、人間の体を乗っ取る方法を編み出した」
じいちゃん「まずは毛に対する抵抗力のない禿げから始まり、支配は徐々に一般人に広がっていく」
じいちゃん「一年以内にケツ毛がこの世界を征服することになるだろう」
ニート「そうか」
じいちゃん「ふふ。状況が理解できたか?」
ニート「ああ。理解できたよ。世界ね......」
ニート「そんなもの俺にとっちゃどうでもいい」