俺「ちんぽ切除すればまだ助かるらしいけど」
お前ら「じゃあ切るの?」
俺「……いや、ちんぽを切るのは男としてちょっとな」
お前ら「だよね」
俺「それになんかの間違いかもしれないし、一応別の医者にも診てもらうよ」
数日後
俺「やっぱりガンじゃないって」
お前ら「なんだ。よかったね」
俺「ああ。これで心置きなくエッチできるな」
お前ら「も、もう。昼間からなに言ってるのさ」
俺「いいじゃん。しばらくヤってないから溜まってんだよ」グイ
お前ら「やん。ちょっと」
俺「ちんぽ切除すればまだ助かるらしいけど」
お前ら「じゃあ切るの?」
俺「……いや、ちんぽを切るのは男としてちょっとな」
お前ら「だよね」
俺「それになんかの間違いかもしれないし、一応別の医者にも診てもらうよ」
数日後
俺「やっぱりガンじゃないって」
お前ら「なんだ。よかったね」
俺「ああ。これで心置きなくエッチできるな」
お前ら「も、もう。昼間からなに言ってるのさ」
俺「いいじゃん。しばらくヤってないから溜まってんだよ」グイ
お前ら「やん。ちょっと」
俺「愛してるよ」チュッ
お前ら「んっ」
俺「チュパチュパ」
お前ら「んっんっ」トローン
俺「さ、早くヤろうぜ」
お前ら「も、もう。しょうがないなぁ」スルッ
俺「おほっ!相変わらずいいケツだなぁ。さっそく挿れるぞ」ズププ
お前ら「あっ……んっ……」
俺「動かすぞ」ヌチヌチ
お前ら「あっ……」
俺「へへっ。いい締まりだ」ヌチヌチ
お前ら「も、もう……」
俺「どれ。少し速めるぞ」パンパン
お前ら「ちょ、ちょっと……」
俺「おらおらおら!」パンパン
お前ら「いぎぃ!激しいよぉ……!」ムクムク
俺「おいおいお前らも勃ってんじゃねえか!ずいぶん溜まってんなぁ!」パンパン
お前ら「ち、違うもん!これは別にそういうのじゃなくて……!」ビンビン
俺「なにが違うんだ?」パンパン
俺「こんなビンビンに勃てやがってよぉ!」パンパンパンパンパンパン
お前ら「ひ、ひぁああ!」
俺「うおおおおああ!」ビュルルルルルルルルル
お前ら「あっ、んっ」ドクドク
俺「まったくはしたねぇな」
お前ら「そ、そんな風に言わないでよぉ」ビンビン
俺「しかしお前らって意外といいモノ持ってるよな」サワサワ
お前ら「ひゃん!だ、だめだよちんぽ触っちゃ……」ビンビン
俺「ちょっとくわえさせろよ。味わってみてぇ」パクッ
お前ら「あ、何するの!」ピクン
俺「んっんっ」グッポクッポ
お前ら「あ、あ~っ」ビクン
俺「んー」レロレロレロレロジュルルルルルルルルルルチュパチュパ
お前ら「お、俺くん……やめてよぉ」ビクンビクン
俺「んっんっ」ジュボジュボジュボ
お前ら「も、もうだめ……っ!イっちゃうぅぅぅぅ!」ビュルルルルルルルルル
俺「~~っ」ゴクッ
俺「ふうっ。なかなか良かったぞ」
お前ら「は、恥ずかしいよぉ……」
俺「なに言ってんだ。すげぇ可愛かったぜ」
お前ら「ま、またそんなこと言って!」
俺「ほんとだって」
お前ら「も、もう……」
俺「愛してるよ、お前ら」ギュッ
お前ら「……僕もだよ」ギュッ
数年後
俺「だめだ……。最近からだの調子がおかしい」
お前ら「大丈夫?」
俺「ちょっと病院行ってくるわ」
お前ら「うん……。気をつけてね」
医者「単刀直入に言いますとね」
俺「はい」
医者「俺さんは陰茎ガンにかかっています。それもかなり危険な状況です」
俺「え……」
医者「もちろん治療は全力で行いますが、それでも助かるかどうかは正直なところ微妙です」
俺「そんな……」
医者「ご存知のとおり、ガンの治療はかなり辛いものになります。それでも治療いたしますか?」
俺「お、お願いします!」
医者「……わかりました。では後日またいらしてください。治療を始めましょう」
お前ら「病院、どうだった?」
俺「陰茎ガンだった」
お前ら「え!?」
俺「助かるかどうかは微妙らしい」
お前ら「ど、どうして……?」
俺「……」
お前ら「そんな!俺くん、死なないで!」
俺「……ごめん。とりあえず治療はしてくれるらしいから、まだ死にはしない。でも……」
お前ら「お、俺くん……」
俺「本当にごめん……」
お前ら「俺くん!俺くん!」ワーン
俺(くそ。最初の診断のときに真面目にガンと向き合っていればこんなことには……)
こうして俺の闘病生活は始まった。
放射線治療、抗がん剤の投与を始めとして、様々な治療が試みられた。これらの治療はどれも過酷で、俺は肉体的にも精神的にもどんどん追い詰められていった。
それでも俺は嫌な顔ひとつせず治療に臨んだ。どんなに辛くても、それを表情には出さなかった。もし自分の胸の内を包み隠さず表現すれば、愛するお前らが悲しむことになると知っていたからだ。
だがそんな俺に、ガンは容赦なく猛威を振るった。俺の体調は日に日に悪くなり、今では立ち上がることすらできなくなっていた。
俺「……」
お前ら「俺くん、差し入れだよ」スッ
俺「ああ」
お前ら「今日持ってきたのはね、俺くんの大好きないちごだよ!」
俺「……」
お前ら「これ食べたら元気出るかもよー。今はいちごが旬だからね!」
俺「……いらない」
お前ら「え?」
俺「食欲がないんだ」
お前ら「そ、そっか……。じゃああとで食べてね」コトッ
俺「……」
お前ら「……シーツずれてるよ」ゴソゴソ
俺「……なあ」
お前ら「なぁに?」
俺「俺なんで生まれてきたんだろうな」
お前ら「え?」
俺「俺がこれまでしてきたことってなんだったんだろうな」
お前ら「ど、どうしたの?急に」
俺「それなりに勉強してさ、普通の会社に入って」
俺「生きるためにつまんない苦労もしたけど、結局はガンで死んじまうんだ」
お前ら「……」
俺「これまでの人生が全部無駄になっちまったよ。俺ってなんだったんだろうな」
お前ら「……」
お前ら「俺くんは俺くんだよ」
俺「……」
お前ら「僕は俺くんと出会えて良かったって思ってるよ!」
お前ら「俺くんのおかげで毎日が楽しかった。その思い出はずっとこれからも……!」
俺「……これから、か」
お前ら「あ……」
俺「そうか」
お前ら「……」
その後もお前らは毎日のように俺のお見舞いに通った。
月日は滞りなく過ぎていった。その間も俺の体調は悪化するばかりで、ついには治療の手も尽きた。
俺は家に帰ることになり、俺とお前らは最期の時間をふたりきりで過ごしていた。
お前ら「俺くん、水飲む?」
俺「いや」
お前ら「今日はいい天気だねぇ。桜ももうすぐ咲くんじゃないかな」
俺「そうだな」
お前ら「桜が咲いたら写真撮ってきてあげるね。見たいでしょ?」
俺「ああ」
お前ら「楽しみだねぇ。あの川沿いとかいっぱい桜が咲くでしょ?」
お前ら「よくふたりで見に行ったよね」
俺「ああ」
お前ら「早く咲かないかなぁ。そしたら僕何枚でも写真を撮ってくるよ」
俺「……」
俺「ありがとうな」
お前ら「ん?どうしたの、急に」
俺「いや、なんでもない」
その晩。
俺「はっ、はっ」ゼェゼェ
お前ら「俺くん?」
俺「う、うぅ」ゼェゼェ
お前ら「俺くん!俺くん大丈夫!?」
俺「あ、う」ゼェゼェ
お前ら「た、大変だ!お医者さん呼ばないと!」
医者「……」
お前ら「先生!俺くんはどうなんですか!?」
医者「残念ですが、潮時でしょう」
お前ら「そ、そんな!」
医者「我々にできることはもうありません。行ってあげてください」
お前ら「俺くん……!」
俺「はっ、はっ」ゼェゼェ
お前ら「俺くん……」グスッ
俺「はっ、はっ」ゼェゼェ
お前ら「……俺くん!」
お前ら「いやだ!俺くんいかないでよ!」
お前ら「僕まだ俺くんと一緒にいたいよ!僕たちの生活はもっとずっと続くんでしょ!?」
俺「はっ、はっ」ゼェゼェ
お前ら「まだ……まだ桜だって見てないじゃない!俺くん!」
俺「お、前……ら」
お前ら「俺くん!」
俺「お前ら……ごめん」グスッ
お前ら「謝らないでよ!」ポロポロ
俺「俺、は……もう、だめだ」ポロポロ
お前ら「そんなこと言わないで!」ポロポロ
俺「ごめんなぁ……」ポロポロ
お前ら「俺くん……!」
俺「最後に……頼みがあるんだ」
お前ら「な、なに……?」
俺「お前らの……ちんぽを」
お前ら「え……?」
俺「ちんぽを……しゃぶりたい」
お前ら「……俺くん」
お前ら「わかったよ」ボロン
お前ら「さあ、いいよ。俺くん」
俺「へへ……わりぃなぁ」ペロペロ
お前ら「俺くん……」
俺「あむっ。ほむっ」ジュルジュル
お前ら「あっ……」
俺「んっんっ」グッポグッポ
お前ら「俺くん……俺くん……」
俺「くっ、ん」グッポグッポ
お前ら「俺くん……そろそろイきそう……」
俺「んくっ。んんっ」ジュルルルルルルルルジュポシュポ
お前ら「あ、あああ!」ビュルルルルルルルルルル
俺「んっ!げほっげほっ!」
お前ら「お、俺くん!大丈夫!?」
俺「へへ……。ありがとな。いいちんぽだ」
俺「もっと……しゃぶりたかったなぁ……」ツー
俺「……」ガクッ
お前ら「俺くん……?」
俺「……」
お前ら「俺くん!ねぇ!」
俺「……」
お前ら「俺くん!俺くんってば!うわあああああ!」
こうして俺の生涯は幕を閉じた。
現在、日本人の2人に1人がガンにかかると言われている。あなたにとっても縁のない病気では決してないのだ。
医療技術の進歩により、今やガンは治療可能な病気となった。早期に発見できれば完治することはそう難しいことではない。
ガンの予防、早期発見によってひとりでも多くの方が健康に過ごすことができるよう祈るばかりだ。
完
泣いた
最高傑作だ
このSSのせいで潮時をググらされた
真面目な話で抜いた
ありきたりだけど好き
全俺が泣いた
確かにありきたりだけど泣いた
二回目の診断嘘ついたのかと思った
抜いた
泣いた