美少女「あの......先生......雷が怖くて......一緒に寝てくれませんか......」美女教授「ん?なに?またか......」 #7

7以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2016/10/02(日) 07:07:55.40 ID:AhMFZVhh

「......君のお母さんの......ゆ、友人なんだ」

「おかあさんの......おかあさん......」

少女の瞳から涙が溢れる。しまった。言葉ン間違えてしまった。

「......な、泣かないで......」

急いで慰めるも、少女は泣き続ける。事故から日にちも経ち、自分の身に起こった事を理解している様だった。

「そうだ......ほら、フルーツ......フ、フルーツはきらいかい?」

テーブルの上のバスケットをとりよせ、少女に近づける。
少女は泣きながらも少し顔をあげ、......リンゴ、とだけ言った。

「......リンゴ?......リンゴが好きなのかな?」

そう問いかけると、ゆっくりと頷いた。

「......おかあさんが......良く剥いてくれた」

悲しそうな目で、リンゴを見つめる。
まいった。私はリンゴなど剥けない。
どうしようか迷ったあげく、口をついた言葉は

「......ニュートンが木から落ちるリンゴから万有引力を発見したっていうのは、実は作り話なんだ」

なんてものだった。
少女はぽかんと口をあけてこちらを見ている。

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