美少女「あの......先生......雷が怖くて......一緒に寝てくれませんか......」美女教授「ん?なに?またか......」 #6

6以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2016/10/02(日) 06:53:56.27 ID:AhMFZVhh

「......い、今助けるぞ.....!」
ヒビの入ったガラスを近くの石で割り、後部席の鍵を開ける。
しかし、衝撃でドアが変形して上手く開かない。
「......とりあえず救急......救急に電話だ」
携帯で救急車を呼ぶ。先程の窓ガラスで少し切ったのか、耳に当てた手の小指から血が流れていた。

しばらく経ち、慌ただしく到着した救急隊員がバールの様なものでドアをこじあけ、少女を救出した。
運転席の女性はやはり即死だったようで、二人は別の救急車で運ばれいった。


後日、少女のお見舞いに病室を訪ね、少女と初めて会話をした。
「......やあ、......調子はどうかな」
そう言ってお見舞いのフルーツをサイドテーブルの上に置く。
少女は俯いたままだ。
後に警察から聞いた話によると、運転席で亡くなっていたのは彼女の母親だったそうだ。
薄々とそんな気はしていたが、年端もいかぬこんな少女にはあまりに辛いだろう。
「......あなた......だれ?」
虚ろな目でこちらを見据えながら、消え入るような声で少女が問いかける。
「わたしか?わたしは......」
言葉に困るが、ここは一つ方便を使う。

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