美少女「あの......先生......雷が怖くて......一緒に寝てくれませんか......」美女教授「ん?なに?またか......」 #12

12以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2016/10/02(日) 08:32:56.28 ID:AhMFZVhh

「ん?」

「私、もうすぐ退いんする事になったの」

「......そうか。良かった」

気づけば、あの事故から半年以上経っていた。
少女の体は順調に快方に向かい、ついには退院だそうだ。

「ぜんぜん......うれしくないよ」

「......」

「おかあさん........いなくなっちゃったし、先生ともお別れなんて......」

久しぶりにまた悲しそうな顔をする。
いや、私の前に見せなかっただけで、彼女についた深い傷はまだ殆ど癒えていないのだろう。

「......退院したらどうするんだい?」

「......おばあちゃんのお家にいっしょに住むの」

「......そっか」

ふと窓を眺める。窓は少し開いていて、そこから涼しい風が流れ込んだ。

「......」

「......お祖母ちゃんの家はどの辺なんだい?」

「......ここからそんなに遠くないって。少し町外れの方っていってた」

「......そっか。ならたまに家に遊びに来なよ」

そう言って、手帳のリフィルを一枚千切り、自宅の住所を書く。

「大学の近くだよ。この病院からもそう遠くない」

「......いいの?」

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