超絶面白いライトノベル書いたから読め #3

3以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2016/09/11(日) 02:54:23.69 ID:DV0VZvVd

 吾輩はタカシである。名前はヨシカズ、源氏名は神咲龍。
 市立私立小学校も通うごく普通の男子小学生だ。

「おにいちゃん! はやく仕度しないと遅刻するヨ!!」

 この喧しいのは妹の良子。良子は親父がフィリピンパブの女と再婚した時に、相手の女が連れ子と称して連れてきた推定42歳のフィリピーナだ。
 多分不法入国している、『りょうこ』か『よしこ』かが不透明、布施明のディナーショーによく行く、結構エグい量のタトゥーが入っている……。自分の妹をこう言うのはなんだが、魅力を上げればキリがない自慢の妹だ。

「まったく良子はおっちょこちょいだなぁ。今日は日曜日じゃないか、学校は休みだよ」

「そうだったネ! 忘れてたヨ!」

「ははは、親父が白装束で教祖様の所に行ったんだから、日曜日だって分かりそうなものじゃないか。本当に良子は身体を売る事しか能が無い愚鈍な女だなぁ」

 毎週日曜は、親父が教祖様のところにご飯にかけると元気が出る粉(50グラム6980円)を買いに行く日だ。そんな解り易い曜日を忘れてしまうなんて、本当におちゃめな妹だ。

「てへへ、うっかりだネ~。それよりおにいちゃん、朝ご飯食べるマスか? バロット作ってあるヨ」

 そういって良子は卵とも雛ともつかない、クリーチャーのような食べ物を差し出してきた。

「ごめん、友達と約束してるからおにいちゃんはこれから公園に遊びに行かなきゃいけないんだ。もし約束がなくても郷土料理だかなんだかのその気持ち悪い食べ物は食べないけどね」

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