ワクチン開発は寝ずに行われた。
プロデューサーさんと女さんも精力的に雑用をしてくれた。
しかし、二日目の夜━━
プロデューサー「ウァアアアアア……」
野獣先輩「プロデューサー!?」
つぼみ「……」
女「……ぁあ」
梅毒「くそっ!」
プロデューサーがゾンビとなった。
梅毒「ごめん、プロデューサー君」
ガスッ!
プロデューサー「ァァア……」
そしてその八時間後━━
女「アァアアアア……」
つぼみ「……女さん」グスッ
野獣先輩「……」
梅毒「……」
ドガッ!
梅毒は女だったものに無言で角材を叩き付けた。
梅毒「……時間が、ない」
つぼみ「……」
野獣先輩「……」
二人はなんとなく、最初から分かっていた。
無理だったんだ。
最初から、無理だったんだって。
ーーーーーーーーーー
間もなく、梅毒先生もゾンビとなった。
つぼみ「……」
野獣先輩「……」
床に伏した梅毒先生だったそれをただ見つめていた。
つぼみ「……どうしたら、」
野獣先輩(男を殴るのは趣味じゃないなあ)
ワクチン開発は失敗に終わった。