女「そこまで最悪な細菌なら、もっと大きな施設でワクチンを開発するべきでは?」
梅毒「そうしたいけど、そうもいかないだろう。それはこの二人をその大病院の大先生にお預けするってことだろ?」
女「まあ……」
つぼみ「……」
野獣先輩「……」
梅毒「そうしたら彼らは隔離されて実験動物となるだろう。『変態』の性質上モルモットでの実験は難しいだろうからね」
梅毒「知らない人間に好き勝手体にメスを入れられるのは嫌だろう?」
つぼみ「嫌です……」
野獣先輩「クゥーン(仔犬)」
梅毒「それに更に最悪なのは、時間がないってこと。ほら、僕の股間が」
ビンビンビンビン!
梅毒「今にもはち切れそうだろ?」
つぼみ「……」
女「そんなもの見せるな……」
梅毒「僕だって好きでなってるわけじゃ、あいや、つぼみちゃんは魅力的だよ?でもそういうことじゃなくて」
野獣先輩「……既に感染しているんスか?」
梅毒「そう、僕だけじゃなく彼も」
プロデューサー「……」ビンビンッ!
梅毒「これは『変態』が大脳辺緑系に異常作用を起こしている証拠だ。唯一の救いは増殖速度が比較的遅いこと」
梅毒「女さんも自分の体の異変に気付いてる?」
女「……まぁ」
梅毒「僕らの猶予は、持って3日ってところだろうね」
つぼみ「たった3日ですか!?」
梅毒「違う。3日もあるんだよ。だから、その間になんとしてもワクチンを完成させる」
女「3日で本当に出来るの……」
梅毒「そのために二人を連れてきてもらったんだ。これから二人には悪いが付き合ってもらう」
つぼみ「……」
野獣先輩「オッス」
梅毒「ちょっと痛いこともあるかもしれんが、まあ人類のために我慢してくれ」