16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2016/04/24(日) 09:12:01.95 ID:kg8mKuo3数日後
花子「……」
太郎「……おはよう」
花子「……!?」
花子「お、おはよう……!」
友「……?」
太郎「……」
友「珍しいな、お前から挨拶するなんて。花子ちゃんと進展あったわけ?」
太郎「なんだよ進展って!別にねーよ。ちょっと仲良くなったかな?って感じかな」
友「良かったじゃんな。これからもっと親密になる可能性……」
太郎「ねーよ馬鹿!……そんなことより」
友「なんだよ? 」
太郎「俺はラオシャン部屋に居たあの子を探す」
友「!?」
友「ま、まだ続けるのかよー。もういい加減やめようぜー?」
太郎「……あの子がもしかしたら、俺の運命の子かもしれない」
友(まじかよおお!?そこまで惚れてんのかよ?正体俺だぞ!?)
太郎「友も手伝ってくれよ!俺の将来の嫁かもしれねー!」
友「……」
ーーーーーーーーーーー
太郎「ラオ子さん、フレンド登録しとけば良かったなあ。お前と同じくらい弓上手かったしさ」
友(まあ、隠しててもしょうがないよなあ)
太郎「同じ高校っつってたしなあ、でも同じ学年とは言ってなかったような……?」
友(……)
太郎「おい友、もしかしたら学年が違うのかも……」
友「なあ」
太郎「お?どうした?」
友「俺、ラオ子さんのこと知ってるぜ」
太郎「……まじ?」
17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2016/04/24(日) 09:18:23.77 ID:kg8mKuo3太郎「おいおい、なんで今まで黙ってたんだよ」
友「悪いな。お前を傷つけまいと黙ってたんだが」
太郎「どういうこだ?」
友「……はぁ」
太郎「なんだよ、言ってくれよ」
友「俺だよ」
太郎「……?」
友「ラオ子さんは、俺だったんだよ」
太郎「いや、だってラオ子さん女だったぞ?」
友「だーから俺がネカマしてたってことだよ!」
太郎「……」
友「悪かったよ。まさかこんなにお前がハマっちまうとは思わなくてな」
太郎「……」
友「……すまん」
太郎「……先生」
先生「お?どうした?」
太郎「体調悪いんで帰ります」
友「おい!そこまでか……」
太郎「うるせーよ嘘つき。喋りかけんな」
先生「おいどうした?親御さん呼ぶか?」
太郎「大丈夫です。一人で帰れます」
友「……」
花子「……」
18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2016/04/24(日) 09:32:22.89 ID:kg8mKuo3ピロリーン♪
花子メール『どうしたの?大丈夫?』
太郎「……」
ピロリーン♪
友メール『悪かった』
太郎「……」
太郎「……もう誰も信じられない」
ーーーーーーーーーーー
友「あー、やっちまったなー。どうせならもっと早く言っとけば……」
花子「ちょいちょい」
友「あ?花子?なんだよ?」
花子「太郎君、どうしちゃったの……?」
友「いやまあかくかくしかじか……」
ーーーーーーーーーーー
花子「……それは友君が悪いなあ」
友「わかってんだよそんなことは。あーあ、どうしたもんかな」
花子「素直に謝るしかないよ……」
友「謝ったよ、直接。メールでも」
花子「……そっか」
友「あーあ、こんなに怒らせたの初めてだわ」
花子「……実は私もモンハンやってるんだけどさ」
友「あー、だろうなーとは思ってたよ。太郎ふたりでしこしこやってたんだろ?」
花子「別にしこしこはやってないよ」
友「……」
花子「さあ、じゃあ今夜!3人でひと狩り行こうぜっ!」
友「……」
ーーーーーーーーーーー
ピロリーン♪
花子メール『体調は大丈夫?今夜1900 一緒にラオシャンロンいかない?お返事待ってます』
太郎「……」
19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2016/04/24(日) 09:33:39.00 ID:kg8mKuo3ちょい休憩
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