うんこ「……俺が死んだのはお前のせいじゃない……」
女「えっ……?」
うんこ「……俺は高校時代友達なんて1人もいなかった……いつも旧校舎のトイレで飯を食べていた」
男「……」
うんこ「だから妹のお前がなによりの支えだったんだ……」
うんこ「俺は妹にとってかっこいいお兄ちゃんでいようと思って苦手な勉強を頑張ろうと思った」
うんこ「お前は自分の我儘で俺の勉強時間を奪ってしまったと考えているかもしれない」
女「………それは」
うんこ「違うんだ…お前がいてくれたおかげなんだ全て…」
女「じゃあなんで……自殺なんかしたのよ……お兄ちゃん!!!」
うんこ「……」
うんこ「……受験失敗してお前にかっこ悪い所を見せるのが怖くなったんだ」
女「かっこ悪くないよ!!!!!」
女「お兄ちゃんは当時私とたくさん遊んでくれたでしょ!!?私今でも鮮明に思い出せるよ!!」
女「幼い私の我儘に嫌な顔せず付き合ってくれて…たくさん遊んでくれて…」
女「私が怪我をしそうになったとき…お兄ちゃん庇ってくれたよね…」
女「私にとってお兄ちゃんは……世界で1人のかっこいい兄貴だよぉ…」
女「なんで……なんで死んじゃうのよ馬鹿……」ウワーン
うんこ「だから妹よ…自分を攻めないでくれ……」
うんこ「死んだ人間に明日はないがお前にはあるんだ」
女「ぐす……」ポロポロ
うんこ「いつまでも泣いてるとお兄ちゃん起こるぞ?」
うんこ「……ありがとうな男…妹を頼んだぞ」
男「えっ?おいお前まさか…」
うんこ「妹!!」
女「えっ……?」
女「父さんと母さんを頼むぞ……それと…」
うんこ「……」ボソボソ
女「…!……わかった…私に任せて!」
男(……?)