男「……先輩ってやさしいですね」
先輩「は?どうした急に……」
男「だって先輩さっきから俺のこと何回も倒してボコボコにしているのに……」
男「……1度も蹴りを入れてないじゃないですか」
先輩「………」
男(先輩は一方的な暴力で興奮状態になっても俺に蹴りを入れなかった……)
男(きっと無意識ながらに自分の足を……サッカーを汚したくないという誇りがあるんだ)
男「……PK勝負しようぜ先輩」
黒髪&不良2「!?」
先輩「………なに言ってるんだお前」
先輩「知っているかもしれんが俺はサッカー部……今はこんな身だが一応元主将だ」
先輩「お前が経験者だとしても勝ち目はない」
男「自信満々じゃないですか…PK勝負やりたいんですね?」
先輩「そんなことは一言も」
男「……負けたら言うことをひとつひ聞く……いいですね」
黒髪「は?」
不良2「おい正気かお前?…無条件で言うこと聞くと言っているようなもんだぞ?」
先輩「まて不良2……」
男(大分冷静さを取り戻したようだな…正直俺のほうが興奮している)
先輩「……で?いつやるんだ?」
男「……先輩の謹慎解けたらでいいですよ…高校のグラウンドで」
先輩「……」