「散れっ」女性がマイク越しで伝える、
と同時に迷彩柄の数人がプレハブ小屋へとにじり寄る。
それぞれ銃を片手にして。
ドアに怪しげな装置を設置する。
迷彩服たちの一人が手をあげる。
ドアは爆発した。粉塵と化し、跡形もなく砕け散った。
「おい、おい!!」太っちょが叫ぶ!しかしその声は血の海へと反響していった。
痩せ男も反射的に駆けつける。しかし時すでに遅し。銃声が聞こえる。
2つの血の池が出来上がった。
2つ並んだコーヒーカップは、もう二度と使われることがないだろう。
この間、2分半。
「でもやっぱり殺人ですよこれ」小太りが悲痛な目で女性に訴えた。
「殺人ではなくて強制解雇。何度も言っている通り彼らはロボット。言い換えれば奴隷身分なのよ。
我々は彼らを開放してあげたにすぎないの。きちんと後で直しておくから大丈夫、記憶と共にね」
これより先はない どうやら受験の時期に入ってやめたっぽい