秘密結社レゴリス、地下一階「PCの間」
暗闇の中、怪しげなコンピューターが所狭しと置かれている。
ビープ音が至るところで鳴り続けている中、ハゲで小太りの男が、その暗闇の中央で一人、
怪しげに光る液晶と対峙して座っていた。
突如として男はキーボードの叩くスピードをあげた。これは・・・、まさか!
「生体反応をついに表しました、チーフ!例の少女です!長年ここに座り続けたかいがありましたよ!」
「そうか、よかった。コレで計画は遂行できそうだ。君の存在意義が今わかったよ」
機械上で女性が皮肉さいっぱいで答える。
小太りの男は苦笑いをした。たしかに今まで何もしてこれなかったもんなあ・・・。
これで奴らに対抗できる、かもしれない。
いや、できる。絶対にこの戦い、レゴリスが勝ってみせる!
男は暗闇の天井を見上げ、ガッツポーズをした。