今更だが>>688で意見募ったものです
PT完成&リプレイもどきができたので投下します
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【リューンの外縁スラムに程近い
うらびた通りにある一角
酒を片手に己が夢を語り
今日も冒険へと誘う者を待ちわびる】
――星霜亭。
数多の冒険者が仲間を待つ宿に、今、新たな冒険者が二人、やってきた。
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「ここが星霜亭……冒険者の屯している宿、か」
「親父さんから教えられた通りですね」
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シャル「ホーエンハイム様の身体を治すためにも、冒険者として頑張りませんと」
ホーエンハイム「私は別に構わんのだが。まあ、冒険者という職業に好奇心が疼くのは確かだ」
シャル「またそんな事を言う……。まずはこの宿で仲間を見つけて、依頼をこなす一行を組みましょう」
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というわけでPT結成しました。
「錬金術師・司教・魔術師・魔術師・魔術師(物理)・死霊術師」の魔術師PTです。
参謀には困らないぞ!
アル「……参考までにお聞きしますが、何故こんなに偏った運用を?」
ホーエンハイム「面白そうだったから。
実際、私の為の冒険なのだから、知識ある者で固めたり、魔術師を集めて魔術の見識を広めるのは間違っていないさ」
シャル「……申し訳ありません。剣ならば私が振るえますし、ローザリンデ様も前衛は任せられるようなので、どうにかはなるかと」
本当は勧誘もリプレイ仕立てしたかったんですがSS撮り忘れてたので断念。
代わりと言ってはなんですが、もう一つ投下します。
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6人のPTを集め、親父に冒険者の一行として認められたホーエンハイム達。
初めての依頼を探す彼等に、親父は一枚の依頼書きを差し出した。
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シャル「ゴブリン退治?」
宿の親父「冒険者の基本……ってわけでもないが。"荒事"をやる冒険者になるならば、乗り越えなければならん依頼だ」
アル「ゴブリン……
【下級妖魔。緑色の皮膜状の皮膚に覆われ
た蛙に似た外見を持つ。身長は1m50cm程
度。日光を嫌い、洞窟や迷宮などに十数匹
の集団で棲息する。
その性分は極めて邪悪であり、古代から
人間との諍いが絶えない。彼らの最大の武
器はいかなる悪条件でも生き延びるその生
命力の強さと繁殖力の強さである。】
……と。(モンスター図鑑より)」
宿の親父「大した魔物じゃない。
……が、村人やその辺のチンピラには無理な仕事なのも確かだ。
この依頼を持ってきた時点で、ある程度期待はしてるものと思ってくれ」
ローザリンデ「報酬は銀貨600枚……少なくないか?」
ヴィルヘルム「そりゃお前みたいな高貴の出には少ない額なんだろうが、その辺の農家がゴブリンに脅かされながらひねり出せるのはそれくらいの額だろうよ。
相場より安いのはそうだけどよ」
モルテ「大変なのねえ、農家って」
シャル「……ともあれ。
依頼を受けるのは、私は特に異論ありませんよ。妖魔討つべし、ですし。
それに哀れな農家の頼みを無碍にするわけにはいきません」
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肉体労働反対、とぼやくホーエンハイムを引きずって、一行はゴブリンの洞窟へと向かった。
道中では何事も事件はなく、洞窟に到着。
森の中から様子を窺う。
件の洞窟の前には、見張りらしきゴブリンが一体。
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ホーエンハイム「見張りか。どうする?」
アル「『眠りの雲』を使いましょう。一番確実です」
ヴィルヘルム「見張り相手に精神力を使うのかよ?」
アル「見張り相手だからですよ。奇襲をかけられればコトは上手く運びます。
逆に、ゴブリンにこちらの存在を気付かれたら一旦洞窟から逃げてもいいくらいです」
ローザリンデ「流石にそれは弱気すぎる気がするが……まあいい。なら任せよう」
アル「了解……『眠りの雲』、っと」
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アルの『眠りの雲』によって眠りに落ちた見張りゴブリンにとどめを刺し、一行はゴブリンの洞窟内部へと潜入した。
できるだけゴブリンに悟られぬように、足音を殺しながら――の、筈だったのだが。
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ヴィルヘルム「いきなりかよ!?」
シャル「外に見回りに出るところの一隊にでも出くわしましたかね…運が悪い。
え? もちろんこのゴブリンとコボルトがですよ。わたしたちに誅罰を与えられる運命なのですからね!」
アル「……やれやれ。仕方ありません、20秒(=2R)以内にカタをつけましょう。
騒ぎが伝わると中のゴブリンにもバレます」
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アルの言葉通り、ゴブリンとコボルト二匹は20秒で地面へと崩れ落ちる。
洞窟の様子は静かなままだ。……どうやら、騒ぎを起こす前に倒すことには成功したらしい。
そのまま洞窟内部を進むと、洞の行く手は二手に分かれていた。
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ホーエンハイム「……東側から、地鳴りのような音が聞こえる」
モルテ「本当に? 何かいるのかしら……」
アル「そちらから先に回りましょう。挟み撃ちされると厄介です」
ヴィルヘルム「へいへい[音の聞こえる方へ向かう]……ホブゴブリン?」
ローザリンデ「呑気に寝ているな。今の内に潰してしまうか」
シャル「はーい。[ドスッ]……ええ、仕留めました」
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ホブゴブリンを仕留めた一行は、三叉に分かれている場所まで洞窟を戻って、進まなかった方の洞へと進む。
少し北に進むと、西から騒々しい音が聞こえてきた。
おそらくはゴブリンの集団だろう、ということで覚悟をしながら進むと……
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ヴィルヘルム「ゴブリンの集団だ!」
アル「見ればわかります。……さて、できればシャーマンから仕留めたいところですが」
シャル「努力はしますが……当てにくいんですよね、普通のゴブリンに比べると」
モルテ「元々魔術師揃いのパーティーだし……攻撃も当てにくいのよね」
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戦闘開始――から20秒(2R)で、ゴブリンのラッキーパンチを受けたローザリンデが倒れる。
対してゴブリンに倒れた者はなし。シャーマンは無傷。
不利か……と思われたところで、ヴィルヘルムが『魔法の矢』を撃つ態勢を取ることに成功する。
この一撃でシャーマンが倒れ、続けてゴブリンのうち一体を倒した。
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この時点で戦いの趨勢は決したと言っていい。コボルトは逃げ出し、残った者は囲んで叩く。
数十秒後には、ゴブリンは全滅していた。
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アル「……手間取りましたね。前衛がいきなりダウンしたのも原因ですが……」
ローザリンデ「……すまない」
シャル「謝る必要はありませんよ。さて、奥に宝箱があるようですし回収するとしましょう」
ヴィルヘルム「宝箱か。鍵がかかってるみたいだが、誰が開けるんだ?」
ホーエンハイム「アルに任せる。手先がそれなりに器用で狡賢いのだろ? 鍵開けには必要な適正だ」
アル「……まあ、いいんですが。さて……開きました。中身は……200spと『賢者の杖』、ですか」
モルテ「マジックアイテムって奴? 誰が持つの?」
ホーエンハイム「それもアルでいい。『眠りの雲』も、『蜘蛛の糸』も、使えれば強力な技能だからな」
シャル「私は異論ありませんが。他の方は? ……ないようなので、このまま帰りましょう」
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宿に無事帰還したホーエンハイム一行。
親父から報酬を受け取り、ひと時の休息に憩う……。
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というところで終了です。
開始前に意見くださった方はありがとうございました。
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