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肉体労働反対、とぼやくホーエンハイムを引きずって、一行はゴブリンの洞窟へと向かった。
道中では何事も事件はなく、洞窟に到着。
森の中から様子を窺う。
件の洞窟の前には、見張りらしきゴブリンが一体。
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ホーエンハイム「見張りか。どうする?」
アル「『眠りの雲』を使いましょう。一番確実です」
ヴィルヘルム「見張り相手に精神力を使うのかよ?」
アル「見張り相手だからですよ。奇襲をかけられればコトは上手く運びます。
逆に、ゴブリンにこちらの存在を気付かれたら一旦洞窟から逃げてもいいくらいです」
ローザリンデ「流石にそれは弱気すぎる気がするが……まあいい。なら任せよう」
アル「了解……『眠りの雲』、っと」
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アルの『眠りの雲』によって眠りに落ちた見張りゴブリンにとどめを刺し、一行はゴブリンの洞窟内部へと潜入した。
できるだけゴブリンに悟られぬように、足音を殺しながら――の、筈だったのだが。
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ヴィルヘルム「いきなりかよ!?」
シャル「外に見回りに出るところの一隊にでも出くわしましたかね…運が悪い。
え? もちろんこのゴブリンとコボルトがですよ。わたしたちに誅罰を与えられる運命なのですからね!」
アル「……やれやれ。仕方ありません、20秒(=2R)以内にカタをつけましょう。
騒ぎが伝わると中のゴブリンにもバレます」