さてモートは生命を食い漁るのに夢中でそこら辺の草原をブラブラと散歩しているので
サフォンの頂の王座はいつも空っぽになっていました
アシェラト「バアルが死んでしまったのなら、次の王を建てないと行けない」
エール「誰か代わりがいるとでも」
アシェラト「アスタルはどうでしょう。彼は強くバアルに匹敵するでしょう」
アスタルは元々金星の神でアスタルトの男神版でしたが、灌漑の神の性質もありました
そのためバアルの恵みの雨の代用としては至極全うな選択だったのです
ですけどあくまで代用品、本物の雨には遠く及びません
アスタルは王座に座ってみたのですが、背が小さく頭が届かなかったのです
そのためアスタルは神々の王になるのを諦め、地上の王となったのです
アスタル「ショックです!」
ダゴン「あーやっと新しいの来たよ」
この神話がいわゆるルシファーの堕天物語につながってると言う話もありますが定かではありません
さてエールですがアスタルのザマを見て、バアルにモートをけしかけるべきではなかったと考えました
エール「バアルこそが王にふさわしかったのだ!!」
創造主もこうなってしまえば喪に服すしかありません。エールは自分の行いを悔やみました