怒りに狂う神が一人いることを覚えていますか? 自分が擁立していたヤムが負けてしまった父神エールです
すっかりバアルが王となってしまったのでエールは老いた神として地の果てへ隠居してしまいます
ですけれども、これは実のところ別の理由があり、すぐ帰ってくることになるでしょう
なぜなら彼はヤムによって抑えられていた彼に会いにいったのですから……
エール「バアルを打ち破れ。モートよ」
モート「おぉ! ついに大神エールに愛される時が来たのです!」
エール「そうだ、全ての生命はお前の食事だ」
モート「父神エールの申し付けとあらば、この乾季、喜んで王となりましょう」
こうしてモートの使いで分身であるリタンがバアルの元にやってきました
ヤムのリタンが水の蛇ならモートのリタンは炎の蛇であり、アンラ・マンユとアジ・ダハーカの関係に近いでしょう
リタン「我が屋敷へ招待しよう。我が弟バアル」
バアル「モートの屋敷だと! ふざけるな!」
水ドラゴンであったヤムには雷が等倍でも、炎ドラゴンのモートには効果がいまいちのようです
リタン「招待されたのなら来るのが王としての責務だろう?」
そうしてバアルはモートの屋敷に向かいました……