小学五年生のときの話
夕方まで河川敷で友人二人と遊んでたんだ
そろそろ帰らなきゃなあと思いながらも「休憩しようぜ」と二人に声をかけて、それで橋の下に行ったんだ
そしたらそこに足があった、足首くらいまでの血だらけの足
靴みたいに綺麗に揃えられてて血は今流れ出したみたいに真っ赤にテカってた
二人は俺の後ろで「ぎゃあ!」と叫んですぐさま走ってたった
俺だけ「なにこれ」状態で一瞬遅れて逃げた、俺はもう叫び声にもならなかった
そのあとすぐさままた全員で確認いったんだけどそのときにはもう足はなかった
その日はモヤモヤした気持ちで別れて家に帰った