うまるマーケティング (3レス)
う「はぁ…」
タ「どうしたうまる、珍しく漫画読まずに上の空じゃないか」
う「うん?う~ん」
タ「学校で何かあったのか?」
う「何かあったわけでも嫌なこともないけど 強いて表現するなら不気味的な?」
タ「不気味?まさか学校で幽霊が出た何て言わないよな?」
う「幽霊なんかよりも不気味だったりするんだよこれが」
タ「一体何が起きたんだ…」
う「うまるでも分かんないから悩んでんじゃん」
タ「一人で抱えず一旦俺に話してみろよ 何か解決策見つかもしれないだろ」
う「お兄ちゃん… 分かったことあれば教えてくれる?」
タ「幽霊より上回る内容をアドバイス出来る気がしないが… とりあえず分かったよ 妹の悩みだ」
う「じゃあ話す!」
う「たまに海老名ちゃん、切絵ちゃんと一緒に購買のパンを買いに行く時があるんだけど」
う「そこのパン屋ね、個人出店から週2出張で来てるパン屋だから学校内で人気なんだよ」
う「チャイム後の競争、行列、混雑など、ギャグ漫画の定番がリアルで繰り広げてるわけ」
タ「へぇ~、なんて店のパン屋なんだ?」
う「アネモネって言う店」
タ「アネモネって俺が通勤途中でよく見かけるパン屋じゃないか」
う「ほんとに!?」
タ「しかも俺のとこにも出張費払ってるから週1だけ来てもらってるんだよ うまるの学校にも来てたんだな」
う「凄い偶然… 世間ってのは狭いもんだねぇ」
タ「うまるの周りを見てると薄々そう思えるよ」
う「まぁ本題が次来る日のことだよ」
う「いつも通り三人で購買に行ってパン選びしてた時に気付いたんだけどね」
う「前に私が買ったパンだけ全部売り切れてたんだよ ジュガーパン、メロンパンとか」
タ「人気なパンだし、売り切れてる時もあるだろ」
う「うまるもそう思って多く売れ残ってたあんパンといちごサンドイッチにしたんだよね」
タ「果物のサンドとかよく食べれるな…」
う「そうでもないよ ケーキ感覚で食べればおいしかったんだよね」
う「また食べたいなぁ~っと思って次の日に買いに言ったんだけど…」
う「いちごサンドイッチが即完売されてたんだ…一緒に買ったあんパンも」
タ「それは…」
う「おかしいな…変だな…と感じて店員のおばちゃんに聞いたの」
う「チャイム後、ぞろぞろと集まってきた生徒があんパンといちごサンドのセットで買っていく人ばかりだったんだってね」
タ「……あはは」
う「ねぇ、不気味だと思わない?」
タ「聞いてみて一つ確信したことがある」
う「えっ!?なになに教えて!」
タ(学校内ではアイドル的存在らしいから苦労してるんだな)
タ「うまる、次の時は少し変わったパンを買ってみろ それで次に来る日に購買前で張り付けば答えが出るはずだ」
う「…?どういうこと?」
タ「うまるの影響力がとてつもなく究極ってことだよ 確かめたかったらやってみろ」
う「うえぇっ!?」