王国は、戦費と雨不足による不作で財政が苦しくなっていました。
遂には、罪人を処刑して、少しでも支出を減らす事にしました。
牢屋番「他に遣り様はあるだろうに」
牢屋番「…話し相手が居なくなるのは寂しいものだ」
牢屋番「せめてもの手向け。辞世の句を詠むなら、紙と筆を渡そう」
男「私には、そんな学はありません」
男「ですが、紙をください。最期に折り紙を折ろうと思います」
男「早くに亡くなった両親に、教えてもらったんです」
王国は、戦費と雨不足による不作で財政が苦しくなっていました。
遂には、罪人を処刑して、少しでも支出を減らす事にしました。
牢屋番「他に遣り様はあるだろうに」
牢屋番「…話し相手が居なくなるのは寂しいものだ」
牢屋番「せめてもの手向け。辞世の句を詠むなら、紙と筆を渡そう」
男「私には、そんな学はありません」
男「ですが、紙をください。最期に折り紙を折ろうと思います」
男「早くに亡くなった両親に、教えてもらったんです」