先輩「うぅむ…うん?あ、この間の。ええ?そんなに酷い顔をしていましたか?」
先輩「実は、演劇で安珍と清姫の伝説をすることになりまして、その清姫役になったのですが」
先輩「ふふ、3年生で演劇なんて、可笑しいでしょう?しかも安珍と清姫だなんて」
先輩「それで、その清姫の情念がよく分からなくて」
先輩「とってもとっても好きな食べ物ですか?安珍をそれに置き換えてみる、と。なるほど」
先輩「シュークリームと出会い、再会の日を約束し、現れぬと分かるとシュークリームを追いかけて」
先輩「シュークリームなど、知らぬ存ぜぬと言い逃れする安珍。…そうですね。許せません!」
先輩「あぁ、でも、これでは恨みを晴らしても後悔が。清姫も、そうだったのでしょうか」