幼女「あの」
姉幼女「これ」
ドライアド「おや、きれいな花だねえ。どうしたんだい?」
姉幼女「お兄ちゃんと、湖のそばで摘んできたの」
幼女「森の主様にプレゼント」
ドライアド「二人とも、ありがとう。でも、花の精は怒らなかったのかい?」
姉幼女「大丈夫」
幼女「妖精さんが、もっていってもいいって」
ドライアド「おお、そうかい。わしからも花の精にお礼をしなきゃね」
ドライアド「ほれ、ここの木の根元に供えておくれ。皆の気持ちが伝わってくるよ」
ドライアド「花が枯れても、そこに埋めれば土に返り、草木の命となって、わしらと一緒になるからねえ」
幼女「お兄ちゃんも埋めたら、わたしたちと一緒になれるのかな?」
ドライアド「ははは、オークを埋めるのは勘弁しておやり」
ドライアド「今はまだ、ね」