― 肆の町付近
男「参の町での情報通りだな。魔物が見張り台に立っている」
勇者「やはり魔王軍に占拠されているのか」
女「勇者、義勇軍が着いた」
勇者「わかった。作戦会議だ」
僧侶「はい」
義勇軍将軍「勇者殿、馳せ参じたぞ。貴殿の言葉に心打たれた者が集まった」
勇者「いえ、私だけじゃない。貴方の力添えがあったからこそです」
女「作戦」
義勇軍将軍「そうであった。して、どのような?」
勇者「それは女さんから説明します」
女「町の門は1ヵ所。守りが堅い。だけどもう一つ、人しか通れない通用門がある」
女「ここから私たちが潜入し、大将の首を取る」
女「義勇軍は門を攻めて陽動とする」