女「ちょっといいかしら?」
魔王「なんですか?…貴様ら!勇者一行の!」
魔王「よもや転送魔法で、ここまで追いかけてくるとはな」
男「こいつは」
女「力を失った魔王なんて、怖くないわ!あなたはここで、私と彼に再び倒されるのよ」
男「何を言って」
魔王「なぜ、それを!?」
女「あら、その建物に大切に保管されてる記録の箱の解放も終わってると思ってたけど、まだなのね。助かったわ」
魔王「フハハハ!貴様らの思い通りにはさせんわ!」
魔王「力を取り戻した暁には、真っ先に貴様らを血祭りに上げてやる」ダッ
男「おい、また建物に戻って行ったぞ。大丈夫なのか?」
女「大丈夫よ、たぶん。それに私たちに何かある前に、あいつが警察のお世話になるでしょ」
女「さ、帰りましょ」