― 居酒屋”ギルガメッシュの酒場”,街
男「…何を言ってるんだ?」
勇者「だから、大陸に魔王が現れて、この街や世界をも滅ぼそうとしているんだ」
男「大陸はわかるが、この街は関係ないだろ」
勇者「それがあるんだ。大有りなんだよ」
男「お前なにを…っ。本気、なのか?」
勇者「俺はいつだって本気だ」
男「すまない…考えさせてくれ」
勇者「いや、いいんだ。突然のことだからな。だが忘れないでくれ。あまり時間がないんだ」
勇者「これは信頼してるから話したんだ。あと、他言無用で頼む」
男「ああ…わかっている」
男(行ったか…。あいつの眼は本気だった。いったい何が起こったんだ)
男(あの話を切り出すまでは普通だったのに)
男(お互いゲーム好きで友人になったが、あいつはゲームと現実を混同するような奴じゃなかった)