中山競馬場――
両津は、勤務をさぼって競馬を見に来ていた。
競馬場の熱狂の中で、両津は自身の尻に妙な感触を覚えた……。
両津(ま、まさか……痴漢かっ……!?!?)
さわさわと動く悪魔の手が、ズボン越しに感じられた。
両津(なんで……よりによって本官のケツなんかを……!?!?)
考えようとしても思考がまとまらない。
いつもの両津なら、相手を思いっきり殴り飛ばすだろう。
だが、予期せぬ事態に両津は困惑するより他になかった。
両津(くぅっ……★このままじゃいかん……)
両津は、意を決して背後を振り向いた。
すると――
フータロー「へへ……ダンナ……」
両津「ふ、フータロー……☆!?」
来週に続く