248: ②:2005/07/27(水) 22:17:12 ID:kvq77pw10
2001年の9月初旬、まだ覚えてます。ものすごく残暑のひどい暑い日でした。
買い物をするために梅田に元彼と行きましたが、トイレに行きたくなったので
私はその今のヨドバシ側に出るJRの出入り口の手前を右に曲がってすぐの
トイレに行きました。彼にはトイレのまん前にあるキオスクの前で待ってもらうこと
にしました。
そして私だけトイレへ。女性が数人並んでいたので私もその後に並んだのですが
その時に手を拭くハンカチを持って入るのを忘れたのに気づき外で待ってくれている
元彼のところへ戻りました。
トイレの入り口は男性トイレの入り口と女性トイレの入り口が向かいあうようにあって
その真ん中にティッシュの自販機が置いてあるという構造でした。
その自販機の向こう側、つまり男性トイレのまん前に女性が立っているのに気づきました。
ぱっと目に入ったのは長い髪と真っ赤な口紅でした。
雨も降ってないのにカサを手首にかけ、手首の部分がひどく汚れたコートを着ていました。
ただ私の記憶ではそのコートの色は赤ではなくベージュというかサラリーマンの方がよく
着られるような無難な色だったような気がします。
しかしこの時点でこの暑いJR構内でコートを着ているということ、そして雨も降ってないのに
カサを持っていることを不審に思いました。ああ、この人は精神を患ってるんじゃないかな?と
直感的に思いながら再度目線をあげ目を見てギョっとしました。
私は精神科で看護師として勤務している関係上、逝っちゃってる人もさほど怖いとか
思ったことないんですね。おまけに霊感体質であるためいたずらに心霊スポット
に行くこともない。だから悪い霊に取り付かれることもなかったんですよ。
つまり、霊とか逝っちゃってる人に恐怖を感じたことっていうのは皆無だったんです。
それまでは。