怖い話貼ってけ #223

223以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/04/26(日) 11:31:46.91 ID:YWZ3Ie7C

844 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/07/09 18:54
今から3年程前の夏、友人達とキャンプに行きました。
メンバーは私、A、Aの彼女のY、私とYの共通の友達Mです。
場所は中部地方のとある山中です。Aが過去に一度行ったことのある所で、かなりの隠れスポットだという事です。
大阪から出発し、京都を経て全員集まると、高速に乗りました。それが8月10日です。
キャンプは2泊を予定しており、帰宅予定は8月12日でした。

高速を降りてからは、ひたすら田舎道を走りました。
山にさしかかると、だんだんと濃い霧に覆われてしまいました。
ほとんど視界も無い状態です。それでも何とか車を停める所まではたどり着きました。
道沿いにあるスペースに車を停め、そこから40分ばかり歩いたところが目的地ということです。
しかし霧で視界が悪く危険ということで、霧が晴れるのを待ちました。

1時間ばかり車内で時間を潰しましたが、霧が晴れる様子がないので強行することにし出発しました。
ものすごい霧の中、徒歩で山中に入って行ったのです。
歩く順番は、先頭からA、Y、M、私の順です。

30分ほど歩いたところで休憩にしたのですが、その時にAが私にボソっと「道間違えたかも」って漏らしました。
私は冗談まじりに「勘弁してくれよ~」などと返しました。
するとAが更に言います。
「30分も歩けば川沿いを歩く道になる、でも未だに山の中って感じやん・・・でも分かれ道なかったしなぁ」
私は「霧で歩くスピードが遅くなってるからやろ?」と言うと、Aは納得したようで、
引き返して確認せずに、このまま進むことにしました。

それからまた30分程歩いた所でやっと川沿いになり、霧も晴れてきました。
Aもみんなもホッとしたようです。
そしてもう少し歩き、河原に出てテントを張りました。
霧が完全に晴れると、とてもきれいな場所だということがわかります。
そこで2泊して楽しく過ごしました。

次の日は快晴だったのですが、最終日は朝から雲が厚く、どんよりしていました。
雨が降る前に準備して出ようって事で、急いで帰り支度をして歩き始めたのですが、また濃い霧に覆われました。
行きの時と同じように1時間強歩き車に戻ってきたのです。

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