怖い話貼ってけ #218

218以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/04/26(日) 10:32:21.08 ID:YWZ3Ie7C

794 :その7:2006/08/07(月) 22:09:01 ID:4ovn3nYY0
この事件以降、家の中では、
お重箱や弁当箱、箱という箱の蓋が、すべていつの間にか外されたり、
鍵をかけてある蔵の漬物桶に何度石を置いても、いつの間にか漬物石がすべて軒下に運ばれるという、
不可解な現象が起きたらしい。
この怪奇現象の話は、俺も生前の祖父から何度か聞かされた記憶がある。

当時はお祓いなどもさんざんしたようで、その箱を供養のために四九日間、家に安置することになったという。
ところが、戦争で家の男衆が召集されてゆくと、
箱を気味悪がった家族らが、家の中の人目につかない場所に隠してしまった。
こうして、家の構造上あるはずのない小部屋が作られ、そこに収められたという話だ。

結局、部屋の場所だけは祖父祖母も死ぬまで喋らず、娘たちにも話さなかった。
だが俺は、屋根裏のあの紙が貼られてる壁板の周囲だけ、外からの陽射しが無かったのを見た。
つまり、あの張り紙の奥こそが『入ってはいけない部屋』であり、
(母親はそこまで言わなかったが、言いたくもなかったと思う)
何枚も重ねて貼られていたあの紙は、恐らく何重にもする必要があった御札の一種ではないかと思う。
よほど強力な怨念があったのかもしれない。

だが、恐怖体験はこれで終わりじゃなかった。
その後、掃除を切り上げて3人で家に帰ると、留守番していた中2の弟が、俺らを見るなりこう言った。
「その石どうしたの?」
肌が泡立った。
後で弟に聞いてみたが、俺と母親と父親、三人揃って大きな漬物石抱えて帰ってきたんだと。


795 :787:2006/08/07(月) 22:13:19 ID:4ovn3nYY0
以上ですが、それ以来、この話は家族の間で一切しなくなった。
触れてはならないものだと感じた。
もちろん、実家にはもう近づかないし、あの屋根裏部屋に何があるのかも考えたくない。
いまでもあの小さな部屋には、怨念が漂っていると思う。


797 :本当にあった怖い名無し:2006/08/07(月) 22:29:40 ID:yN5WgQ030
>>787
乙です~。
どうして話してはならない話を2chで紹介されたのか、心境が知りたいような。
あと、弟は現実とは違う映像を見たということですか。


800 :787:2006/08/07(月) 22:44:12 ID:4ovn3nYY0
>心境が知りたいような。
去年からちょうど1年くらいになるので、記憶辿って書き出しました。
怖い故に、他の人に聞いてもらったら楽になるかと思いました。
実際少し気が楽になったような気がします。

>あと、弟は現実とは違う映像を見たということですか。
そう。苦もなく大きな石を抱えていたので不思議だったらしいですが、家に上がった途端消えたらしいです。

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