― 屋敷,始の都市
男「なんとか収支は黒字になったな」
メイド「損壊したパーツにも値を付けて引き取って頂きましたから」
男(野盗ACのパーツは損壊したが軍が把握しているものだった)
男(もう一つのACはブースタ、ジェネレータがそもそも運用に耐えないレベルの劣化品だった)
男(なぜ動かせたのか、軍も調査に乗り出すようだが)
側近「邪魔をする。男様は居るか」
メイド「いらっしゃいませ、側近様」
男「よく来たな、側近。今日はどうした?」
側近「研究都市への招待状を持ってきた」
男「研究都市?」
側近「魔法技術研究所があり東国方面警備の要となっている都市だ」
男「ああ、将軍と所長が居るところか」
側近「そうだ。その二人からの招待状だ。シミュレーターでの模擬対戦依頼と、先日の野盗ACの意見聴取だ」
男「猫ちゃんと離れたくないから断ってもいいかな?」
側近「…」ジワ