男「すまない。待たせたな」
側近「猫さんと一緒にくつろいでいたよ。それにしてもなぜ剣の稽古を?」
男「いやなに、これからはACだけじゃなく生身でも多少は戦えるようになろうかと思ってね」
男「小火器は扱えるんだが、ナイフの類は全く駄目なんだ」
側近「しょうかき?」
男「あー、ボウガン?だったか、人用のライフル類のことだ」
側近「なるほど。何れにせよ鍛錬は良いことだ」
男「それで今日はどうしたんだ?」
側近「ああ、依頼書を届けに来た。正式なルートのものだ」
男(正式なルート。レイヴンとコンタクトを取れない者に代わり、国が依頼書を届けることだ)
男(代行は無償だが、依頼内容は各国に検閲される。お墨付きという訳だが)
側近「さて、届け終わったので私は帰る。依頼内容を聞くのは規定違反だからな。それでは失礼する」
男「ああ、ありがとう。またな」
男「それでは、依頼内容を見るか」
『敵対する独立勢力への攻撃に協力して欲しい』
『敵は他のレイヴンへ応援要請をしていない。今がチャンスなのだ』
『撃滅した敵勢力の領土と契約金を報酬とする』
メイド「いかがなさいますか?」