男「(中量二脚、小型ロケット、マシンガン、ブレード)各部異常なし。出るぞ」
『メインシステム 戦闘モード 起動します』
側近『すまない。今、迎撃を頼めるのは男様しかいない』
男「気にするな。なんてことないさ」
側近『相手は傭兵団のNo.2、若頭だと思われる。気を付けてくれ』
男「ああ、行ってくる」
オペレーター『間もなく接触予測地点です』
男「レーダーで捕らえた。見えたぞ。重量二脚、大型ロケット、レーザーライフル、ハンドガン、データの通りだ」
『お前が期待の新人か。いいだろう、お手並み拝見といこうか』
男(渓谷に誘き出された格好か。いうほど狭くはないが)タタタ
男(…っ。ハンドガンにロケット。ダメージもでかいが、喰らうと足を止められる)グラッ
男(速度と旋回で上回れば勝機も見えるっ)タタタ タタタ
『ほう』
男(重二のくせに飛び回りやがって)タタタタタタ
男(頭上から背後を取りに来るが、その前に側面に回り込めれば)タタ タタタ
『やはり…あいつには無理だな』
男(装甲が厚いっ…貫けないか)タタタタタ
『これ以上は契約外だな。今日はこれで引き上げる。また会うかも知れんな、レイヴン』
オペレーター『観測班より連絡。傭兵団ACの撤退を確認。迎撃成功です』
男「(威力偵察…か)これより帰還する」