― 魔王別邸,始の都市
男(ようやく戻ってきた、始の都市)
男(あぁ猫ちゃん、会いたかったよぉ)
男(…魔王の顔色、前より良くなってるな)
魔王「男、ご苦労だった。貴方が居なければ今ごろ」
男「それはお互い様だ。それより魔王。なぜ猫ちゃんをだっこしている。そんな気持ちよさそうな顔で…っ。俺にはだっこさせてくれないというのに!くそっ、猫ちゃんは俺を捨てて、魔王に付くというのか…っ」
魔王「そんなことはないぞ、ふふ」ナデリ ナデリ
男「猫ちゃんを助けてくれて感謝してはいるが、ぐぬぬ」
メイド「男様、猫ちゃんは男様にとても感謝しておりましたよ。それに、とても心配しておりました。今は安心して寝ておられるのです」
男「それなら良いのだが、しかしやはり。ぐぬぬ」