安価でSS書く #38

38以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/03/27(金) 20:16:05.27 ID:qkU7OYgh

ごま「改めまして、こんばんわ。僕の名前は『あさのあつき』」

ロリ子「え……?」

あさのあつき「よくここまで来てくれたね。本当にありがとう」

ロリ子「どういうこと?」

あさのあつき「僕はね、○○菓子店の一人息子なんだ。こんな僻地に店があるもんだから、出会いがなくて……」

ロリ子「……」

あさのあつき「102chで僕のことを誰かが探して、会いに来てくれないかならな、と思って」

ロリ子「そんな……。ほぼ0の確率に近いのに……」

あさのあつき「それでも君は来てくれた」

ロリ子「……」

あさのあつき「最も、最初は普通に102ch楽しんでたんだよ。誰かと出会う発想なんて微塵もなかった」

ロリ子「じゃあどうして……」

あさのあつき「……」

あさのあつき「もうすぐ、その答えがわかる。というより、もうHIPのコテ雑に答えは出てるんだけどね」

ロリ子「……?」

あさのあつき「……あと1分」

ロリ子「……」


あさのあつき「時間だ」


ロリ子「……」

ロリ子「太陽が、昇る……」

ロリ子「綺麗……」

あさのあつき「僕は102chのとある板で普通に雑談していたんだ」

ロリ子「……」

あさのあつき「それで、近くの海から見える『朝の暁』がすごく綺麗だって書こうと思ったら」

あさのあつき「誤字で『あさのあつき』となった」

ロリ子「……」

あさのあつき「奇しくも、それは僕の本名でもあった」

ロリ子「……」

あさのあつき「どうせなら、このまま誰かと出会いたい、そう思った」

あさのあつき「ごめんね、本当はただの出会い厨だった」

ロリ子「いいえ……」

あさのあつき「……これが、君の旅の答え」

あさのあつき
朝の暁

ロリ子「……」

誤字が生んだ物語

私はずっと、あさのあつきと朝の暁を見続けた


おわり

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