PRRRRRR
ママ「もしもし」
のび太「おいババアよく聞けや。今から銀行行って有り金全部おろしてから川原まで来いよ。じゃねーと俺自殺するからな」
ママ「……わ、わかったわ」
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のび太「こっちだババア!おせーんだよてめーよぉ。まずおめーの金寄越せや」
ママ「のびちゃん、一体なにをしてるの……?」
のび太「いいからそこに寝転がれや。黙って目瞑ってりゃすぐ終わるから」
劇団ひとり「はいノコギリ」
のび太「死にさらせやゴミクズがああああああああ!!」
ギゴッギゴッギゴッ
ママ「ギャアアアアアアア!!のびちゃん、の、のびちゃん止めてえええああああ!!!」
のび太「よくもッ!俺を産んでくれたなぁこのクソババアがあああああ!!」
ギゴッギゴッギゴッ
ママ「あああああ!!!のびちゃん、やめ、やめてぇっ……!」
のび太「誰も産んでくれなんて頼んでねーんだわクソボケがあああああああ!!」
ギゴッギゴッギゴッ
ママ「の、のびちゃん……」ピクピクッ
のび太「はぁはぁ……」
ママ「最後に一言だけ言わせて……」
のび太「……」
ママ「あなたが産まれてくれて、私は嬉しかったわ……」
ごめんね
のび太「……」
劇団ひとり「……」
のび太「さ、焼くぞー」
劇団ひとり「馬鹿野郎!」バキッ
のび太「ガハッ」
劇団ひとり「ど、どうして……!どうしてそんなあっけらかんとした態度でいられるんだ……!」
のび太「ひとりさん……?」
劇団ひとり「僕を育ててくれたお母さんがあんな言葉を言ってくれたことはない……」
劇団ひとり「でもッ!」
劇団ひとり「でも……僕はここまで立派に育ったと自負している……!なのにッ!」
のび太「ビクッ」
劇団ひとり「なのに何故!あんな素晴らしい母親を持ちながらこんな、こんな子に育ってしまったんだ……クッ」
のび太「……」
劇団ひとり「……謝るんだ」
のび太「……なんで」
劇団ひとり「いいから謝れッ!」
のび太「……ママ、ごめんなさい」
劇団ひとり「……そして、おいしく食べてあげよう……。それがせめてもの報いだと、僕は信じたい……」
のび太「ひとりさん……」
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のび太「あー食った食った」
のび太「さ、次は>>67しよう」