【お試し中】Cardwirth(カードワース) 【ソイヤッ！】 ID:96wH3tTE

その大儲けした後に、何故かブシドー軍団化した一行のリプレイはじまるよ～


冒険シナリオはカードワースの華、とはいえカードワースは結構長く続いているコンテンツなので
名作と呼ばれるような長編シナリオも多くあり、それらと比較されるためか、相応のボリュームがあったり
凝ったギミックなんかが無いと、冒険シナリオを出しづらい空気がどうしても存在します

しかしそれでは先細りは必定、という事で短編なシナリオでも出しやすい機会を作ろうと、各コミュニティで
『企画』という形で短編シナリオの投稿が募集されたりもしています。もちろんVIPでも過去に『企画』が
行われており、本日のリプレイはそれらの企画により投稿された短編シナリオになります（以上で説明終了！）


前回のリプレイ（ダイダラボッチの話）のログはこちら
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/55867/1427044182/

冒険するのは、いつものこいつら
http://wikiwiki.jp/vipwirthyado/?%B9%F5%C5%B4%A4%CE%C9%F7%BB%C2%A4%EA%B1%A9%BA%AC


一本目のシナリオはこちら、『20コンテンツ縛り』という企画によって作られたシナリオの一つです
戦闘シナもあれば一発ネタもあり、縛りの中にどれだけの要素を詰め込めるかの挑戦など
様々な形の短編シナリオを募集する企画でした、そしてこれは見ての通り戦闘シナ
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危険な炎の悪魔が冒険者に封じられた数日後、今度は死霊術師に居着かれ領民が殺されるという
ツキが無いにも程がある領主に泣き付かれた一行は、手早く準備を整えると死霊術師の住処に押し入った
腐っても男爵であるザイウス宛ての依頼で、貴族関係の柵も理由だったが、もう一つ大きな理由が……
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セレナ「う、うわー、どちらが本物のリーダーか分からないぞ（棒）、これは両方とも薙ぎ払って
　　　　生き残ったほうが本物という事で良いですよね？（注：アレクシオスにも『残月』のターゲットが
　　　　出ているのは、＿１の下に判定用のカードか何かを隠してるからだと思います）」
アレクシオス「笑えんうえに洒落にならん冗談はやめろバカ！　くそっ、念の為に『偽りの鍵師』で
　　　　　　　　防御しておくか……防御性能自体は高いし、巻き込まれても大丈夫のはずだ」
ヴィーヴィ「と言うか本当に瓜二つなんだけど、アレってあんたの親族か何かなわけ？」
アレクシオス「うちの親族は、騎士の家らしく単細胞ばかりだよ。残念ながら術師をやれるような
　　　　　　　　知能のある奴は居ないな……あいつらの内の誰かが、死霊術師になったって言うのなら
　　　　　　　　喜び勇んでブッ殺したんだがね。どちらにしろ、俺と同じ顔しながら、死霊術なんて益体も付かん
　　　　　　　　外法に手を出すような迷惑男は、混同するバカが出る前に速やかに処理させてもらうけどな」
ザイウス「何しろこの依頼を受けた理由も、君にそっくりの死霊術師が出た、という話が原因ですからねぇ……」
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なお周囲の魔法陣は、自分から暴露されてくれる。「魔法を解除」で消すことができるが
『偽りの鍵師』は錬成技能とはいえ単純な解錠技能なので、残念ながら効果なし
打撃も魔法も効かないので、攻撃（特に技能）の無駄撃ちに気をつけよう
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不浄系の連れ込みPCは恩恵を受けられるので、居るなら放置しておいても良かったり
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アプリコット「ちょっと魔法陣に攻撃を無駄撃ちしちゃったけど、このまま押し切れそうだね」
アレクシオス「くそ、全能力ダウンとは嫌な攻撃を……と言うか１ターン目もやけに俺狙いが酷かったぞ
　　　　　　　　『偽りの鍵師』で簡易盾を構えてたから、怪我の功名で全部躱せたが、何か恨みでもあるのか？」
死霊術師「白々しい口を利く！　こちらは貴様と間違われて、宿の娘らしき女に襲われたり（byメウレンの花）
　　　　　　盗賊ギルドの連中に袋叩きにされそうになったり（by 薬草摘みのお手伝い）、挙句の果てには
　　　　　　聖女の逃亡幇助とかで、御堂騎士に殺されそうになった（by 聖堂に降る闇）というのに！」
セレナ「うわぁ、これは此方の方がより悪党だったというパターンですね、間違いない（大爆笑）」
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『首尾良くこの場に誘き出せたのだ、ここで貴様を抹殺する！』とばかり死霊術師がぶっ放した大技で
一気にピンチに陥ったが、Readme.txtに書いてある「レベル５ならバフ必須、レベル７なら多分耐えられる」
のとおり一発は耐えることができた、あとは向こうの残り体力も、残り僅かだ……そのまま力押しで決着となった
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ヴィーヴィ「……えーと」
アレクシオス「俺たちは何も聞かなかった、いいね？」
美濃牛「アッハイ」
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かくして一人の悪党が、それを上回る悪党の手で闇に葬られたのであった、目出度くも有り目出度くも無し


続いてはこちら、見張りの始末、増援の各個撃破、ボス戦後の宝箱と、キーコードの基本を押さえており
冒険シナリオを作るなら、まずはこれを改変して勉強するべき、と言われる良質なハック＆スラッシュシナリオで
CardWirth本体にも同梱されている「ゴブリンの洞窟」の、改変シナリオを集める企画『ゴブリンのすくつ』にて
提出されたシナリオの一つです。ベースこそゴブリンの洞窟ですが、中身のネタは千差万別な企画でした
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アレクシオス「親との喧嘩も、年頃の娘なら時々あることだ。それで出て行くってのも、拗れれば無くもないがな
　　　　　　　　だけど出て行く先が洞窟ってのは何なんだよ、普通その前に友人の家とかじゃないのか？」
店主「ううっ……そこを聞かれると辛いな、あいつが出て行った原因も、恐らくそこなんだ」
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アレクシオス「なるほどね、休み無しのせいで疎遠気味だから、友人の家にも転がり込み辛かったのか
　　　　　　　　それに休み無しじゃ、大好きな相撲観戦（by ある日のゴブリンの洞窟）にも行けやしないしな」
店主「貧乏暇無しなのは、お前さんのツケも割りと原因なんだがな……」
アレクシオス「悪いがそれとこれとは、別にして考えるべき問題だろう（真顔）」
セレナ「相変わらず、ヒッドイ物言いですよね（笑）」
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>>309　高貴の出な上にやたら器用だったのでアレクシオスはこうなりましたが、実際このキャストって死霊術師とか吸血鬼向けですよねｗ


ヴィーヴィ「話だけ聞くと、お使いっぽい中身なんだけど、依頼として報酬が出るのね？」
店主「うちの他の冒険者連中は、脳筋も多ければ男も多いんだよ。力尽くで連れて帰るだけなら
　　　あいつらに頼んでも良いんだがな……上手く説得したり言いくるめたりで、穏便にという話になると
　　　お前さんたち、特にそっちの悪党の右に出る者はおらん。そしてその悪党を動かすには……」
アレクシオス「金以上の仕事をする気は無いからな、あの娘が将来『私の彼氏を紹介します』とか言いつつ
　　　　　　　　力士を連れてきて、あんたが引っ繰り返る事になっても、それは別問題だから別料金だ」
店主「ワシが引っ繰り返るだけなら、ワシの問題だから構わん、だが娘の事はくれぐれも頼むぞ」
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かくして一行はウェイトレスの娘を連れ帰るため、怪しい岩戸の残る洞窟へと向かったのだった

アプリコット「モブっぽいって、物凄くメタな台詞だよね……けど兄貴どうするの？」
アレクシオス「流石にこの距離では真贋の見分けも付かない、遠距離攻撃は仕掛けたくないな
　　　　　　　　気乗りはしないが俺が行く、近づいて偽者だと判断したら、そのまま暗殺で仕留める」
ザイウス「分かりました、頼みますよ……」
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セレナ「仕留めた、ということは偽者だったのですか？」
アレクシオス「ああ、どうも普通じゃない、普通の人間じゃない、魔眼に反応有りってとこだ……要するに
　　　　　　　　お使いから仕事にランクアップってことだな、調査団のお役所仕事にも困ったもんだね」
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ヴィーヴィ「（これも偽者、で良いのかしら？）」
アレクシオス「（ああ、それに此方に気づいていないから、技能を使うまでも無いな）」
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ザイウス「とは言え目玉焼きとなると、何故か嫌な予感がするんですよねぇ……」
アレクシオス「聞いた話だが、目玉焼きに何をかけるかで喧嘩を始めて、宿を半壊させた
　　　　　　　　冒険者パーティがいるらしいぞ、元気が有り余っていると言えば聞こえは良いがな」
ザイウス「うちが喧嘩を始めたりしたら、主に美濃牛くんが洒落になりませんねぇハッハッハ」
美濃牛「ヤハリ　メダマヤキ　ニハ　ゴブリン　ダナ（主食：ゴブリン）」
アレクシオス「……まあ、洒落じゃないわな」
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セレナ「あれも偽者ですよね？　ではさっそく、受けよ必殺の以下略！」
アレクシオス「表の見張り排除という、出番を取られたからってそう急がんでも」
セレナ「やはり出番ではアピールしていかないと、全員が攻撃担当という一行ですから」
アレクシオス「それを俺の前で言うのか？」
ヴィーヴィ「う、うるさいわね！」
ザイウス「何が何やら……」
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アレクシオス「まあこの前に真相があるわけだな、それで事前準備して突入を……おおっと？
　　　　　　　　退路を断って数で来るか、面白い真似をしてくれる、お前らの逃げ場も無いけどな！」
アプリコット「あのピンクのフードが親玉みたいだね、娘さんにそっくりなのが気になるけど……」
アレクシオス「……偽者なのは確かだ、操られてるとかではないな、気にはなるが倒してから考えようか」
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とは言え集団で来ようが、美濃牛が『二天一』を引いてくれば、大抵の集団は壊滅するのだった
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アレクシオス「しかし親玉だけ妙に無傷だな、あの怪しい球体が仕掛けと見た」
ヴィーヴィ「それが分かれば十分よ、要するに叩き壊せってことでしょ！」
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前衛が消えるまでボスへの攻撃無効も、こういう感じだと全体攻撃が死ななくて良い感じだなと思ったり

多少のダメージは負ったものの、攻撃が通る単体の相手ならば恐れることも無い、いつもの技能攻勢で勝利
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アレクシオス「他の連中は服ごと消滅したが、このフードだけは残ったな、多少特別な品らしい」
セレナ「持って帰っても、大丈夫な物なんですかね？」
アレクシオス「危険は無さそうだけどな、まあヤバい物だったら、適当に処分するだけさ」
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アレクシオス「まあここまで来たら、探してないのは奥の方だけだがな」
ヴィーヴィ「『ゴブリンの洞窟』だと鉄の箱があった場所ね、行ってみましょうか」
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果たしてそこには本物の娘さんがいた、彼女の口から何が起こったのかが語られる
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ヤメロー！　親父のハゲ頭を攻撃するのは、狂いシナリオへの一直線ルートなんだー！
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しかしそこに謎の声が響き、操られた（？）娘さんは奥の部屋へ、そして謎の球体を起動させてしまった
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そして最初に生み出された親玉のピンクフード、奴が娘さんをコピーし続けた結果があの連中らしい
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アレクシオス「なるほどな、最初のピンクフードと、その周囲の緑フードまでは、彼女の一次コピーだから
　　　　　　　　よく似ていたんだろう。それ以降は恐らくだが、コピーのコピーを繰り返して数を増やそうとしたな
　　　　　　　　だから劣化して顔がちょっと違ったり、戦闘力も劣ったりした、といったところか……」
アプリコット「でもその原因だった謎の球体は破壊したから、もう同じことは起きないよね？」
アレクシオス「まあな、少々勿体無いかも知れんが、手早い解決には仕方なかった事だとしておこうか」
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セレナ「大丈夫ですよ、大抵の事ならそっちの悪党が言いくるめるなり脅すなり、何とでもしますから」
アレクシオス「確かにその通りかも知れんが、お前が言うなお前が、俺より小器用なくせに……」
セレナ「確かに器用＋社交は高いですが、正直寄りなので狡猾判定はお任せします（笑）」
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アレクシオス「まあ何だ……今度喧嘩して家を飛び出すことがあったら、転がり込む先は洞窟じゃなくて
　　　　　　　　友達の家にしておいてくれ。友人と疎遠にならない程度の休みは出すように言ってある
　　　　　　　　あいつの心配や毛髪は知らないが、少なくともお前の安全と俺たちの休暇は大丈夫だからな
　　　　　　　　後は力士を彼氏として紹介する予定なら、もっと店主を相撲の興行に連れ出すなりして根回しを」
店主「色々と余計な一言が混じっているが、それを差し引いても良くやってくれた、礼を言うよ……」
アレクシオス「礼は良いから、ちゃんと娘と話をしておいてくれよ。これが更に拗れると、俺やアプリコットみたいに
　　　　　　　　家から金品持ちだした挙句、冒険者になったりするんだぞ？　アプリコットくらい無害なら良いが
　　　　　　　　俺みたいなのがもう一人爆誕しようものなら、リューンの冒険者業界が滅んでしまうからな」
アプリコット「ぶー！」
店主「はは、善処するよ……」
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アレクシオス「さて、持ち帰ったこの桃色フードは、似非シスターに押し付けるとするか」
セレナ「素面で言ってますか！？　子供ならまだしも、いい年して真っピンクのフードとか死ねますよ！」
アプリコット「子供でも、こういう派手なのは遠慮したいからね！？（＿地味）」
アレクシオス「一つ、お前もシスターならベールぐらい被ってろ。二つ、あの死霊術師の大技や、先日の巨人
　　　　　　　　（by ダイダラボッチの話）でも死にかけてたし、こいつの防御効果は脆いお前には有り難いだろう？
　　　　　　　　そして三つ、一番適性があるのは男爵どのだが、カード交換効果は女性限定ということだ」
ザイウス「乱れ飛ぶ技能攻勢が売りのリプレイ、という事になっていますからねぇ。装備アイテムは賢者の杖の
　　　　　　類似品か、カード交換の効果があるもの限定ですし。それにヴィーヴィくんやアプリコットくんは
　　　　　　性向が好戦寄りなので、こういう平和向けのアイテムの担当となると中庸な君くらいしか」
アレクシオス「あとは嫌がらせという意味も、多少あったりするけどな」
セレナ「本当に心の底からヒッドイ話ですね……」
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という事でカード交換系＆防御用のアイテムとして、セレナに桃色フードを持たせてみました
ゴブリンの洞窟改変シナリオは、最奥で入手できる一点物アイテムも、魅力の一つだと思ったり

そんな感じで、画像閲覧回数からして初見の人も結構な人数が見ているだろう、ということで
VIPの企画シナ回でした。今回のリプレイはここまで、お付き合いいただき有り難うございました！

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