ヴィーヴィ「いえ、どうやら別の遺跡なのは確かみたいよ? ただ神殿の封印だとか
誰も入ることも出ることもできないだとか、嫌な単語が散見されてるんだけど」
アレクシオス「『少なくとも「未来」』とは、何とも奇妙な言い回しだな、過去になる可能性もあったとでも?
そしてあの誰もいない小部屋3つは、本来は他の巫女の部屋になるはずだったのか」
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セレナ「話の途中ですが、ちょっと先に家探しでもしてみましょうか、これは呪歌のようですね」
アレクシオス「いきなり部屋の中で歌い始めやがって、なんか思いっきり見られてるぞ」
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アプリコット「兄貴の魔眼でも、完全には『解読』できないの?」
アレクシオス「ああ、どうにも難しいな……並みの古代語なら魔眼の力など無くても
古代遺跡への挑戦は冒険者の夢の一つ、分からんはずはないんだがな」
ザイウス「常から古代語の勉強は欠かさないはずですからねぇ、しかし災いをもたらす神とは
これまた物騒な単語が出てきました、嫌な予感では済みそうにありませんねハッハッハ」
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セレナ「おや? 喜び勇んで開くかと思いきや、興味なさげなポーズですね(ニヤニヤ)」
アレクシオス「誰がポーズだ、そもそも常識的に考えて、女性の部屋にその手の本があるわけ無いからな
中身は人体学の本みたいだが、一応は医術書の端くれになるのか? 持って帰るかい男爵どの」
ザイウス「腑分けなら、この病で腐死した領民から自分の体まで、嫌というほど経験しましたからねぇ
注釈の古代文字も読めませんし、専門書でもなさそうですしね、そこまで必要ではありませんよ」
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ヴィーヴィ「発見されたっていう募集依頼の出てた遺跡が、そのアグメイヤス王時代のもので
これから歴史にその名前が書き加えられるところだった、ってことかも知れないけどね」
アレクシオス「とは言え全く今に名前が残ってないってことは、本当に数千年単位で昔の話という可能性も
あるってことか……そしてここは通常の時の流れからは切り離されていると、まあ理屈は分かった
だから『少なくとも「未来」』ってわけだな、下手すると過去に飛んでいる可能性もある程度には」
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