マダム「良かったわ。はい、報酬の缶詰めよ」
太郎「あ、ありがとう……ゼーゼー」
マダム「あと、ひとつだけ良いこと教えてあげる。最近この辺りにあまりよろしくない人間が顔を出してるらしいわ。生き残るなら誰かに拾われるか、静かに暮らすことね」
太郎「……?わ、わかった」
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太郎「なんとか食糧は確保できたぞ……これを持って公園に行けば……」
タマ「おせーぞゴミ野郎が!あと1秒遅れてたらてめーの妹を殺そうと思ってたわ」
太郎「す、すまない……これが今日の分だ……」
タマ「……はぁ?お前なにこれ犬用じゃん。マジでふざけんじゃねーぞ」
太郎「……そ、そんなこと言われても……。食えるだろ犬用でも」
タマ「舐めくさってんじゃねぇぞ。おら、こんなん食えるかよ。てめーで処理しやがれ」
太郎「……!?」
タマ「明日の朝までに、俺らが食える食糧を持ってこい。じゃねーと妹の命はねーからな」
太郎「……わかった」