高校も卒業間近な頃。
小中と同じだった親友(異性)と再開しよく深夜にドライブに連れて行ってもらっていたのですが、彼は霊的なものがわかる人だそうで。
普段はバッチリ見えるわけじゃないそうなのですが、ふとした時や具合が悪かったりすると見えるそうです。
その日も家に送り届けてもらったのですが私の家の下にある車庫前まで来たとき、少し具合が悪いと言い出しました。
なんでも話せる心から気を許した友人ですので、お互い精神的に参ってたりするとよく話を聞いたり涙を流したりとしていました。今でもそんな仲です。
特にこの頃はいわゆるメンヘラ絶好調なときでして、少し車を降りるのを待っててあげようと思い背中をさすりながら大丈夫、大丈夫だよとなだめていたんです。
するとその彼、私に顔を向けた途端固まってしまって。何かと思ったけどまたすぐに目を伏せてしまったので特にそれには触れることなく話をしながら気持ちを落ち着かせていました。
しばらくすると「あ、もう大丈夫」と一言。
聞けば助手席の窓の外、つまり私の隣に女の子が立ってジッとこっちを見ていたそうなんです。深夜2時〜3時くらいですし、近所にそんな子いませんので明らかに見えちゃいけない子でした。
勘弁してよここうちの家だし!!てゆか私今から車降りるんですけど!!とパニックになってると「いや、ずっとそこにいたんだけど今いなくなったからもう大丈夫」と言われビビりながら帰宅。
その次の日、その彼から連絡がありました。
「部屋に女の子がいる。付いてきたみたいだけど悪さはしてないよ。ハハハハ」
だそうです。笑
部屋からいなくなったと聞いたのはこの日から4年程経った頃でした。