4年前から日経平均4万円超えを予測していた経済アナリストが「日経平均は誰でも予測できる」と断言するワケ
2025/1/17(金) 13:17配信 プレジデント・オンライン
https://news.yahoo.co.jp/articles/e058ee501bbee0335b9a9df8977ae33695405763?page=1
〓「日本の潜在成長率(景気に左右されない部分の経済成長率)は0.7〜1.0%、インフレ率の期待値2.0%をを加味した中立利子率は控え目に見積もっても2.5%だから2024年7月の政策金利の0.25%への引き上げは金融引き締めではない」という。
〓潜在成長率がプラスというのは、日本の産業構造が好況を追い風とする正常財メーカー牽引型に転換したのと同義である。
〓好況を追い風とする正常財メーカー、例えば日産やホンダが劣等財メーカーであるトヨタよりも元気が良いと言えるのか?
〓シーマやスカイラインGTR、フェア・レディーZなどを前面に押し立ててトヨタよりも日産の元気が良かった時代が戻って来たのか?
〓好況を追い風とする正常財メーカー、例えばカネボウ化粧品が生活必需品メーカーである花王よりも元気が良いと言えるのか?
〓どう贔屓目に見ても好況を追い風とする正常財メーカーである日産やホンダ、三菱自よりも不況(マイナス成長)を追い風とする劣等財メーカーであるトヨタの業績が上回っている。
〓不況(マイナス成長)を追い風とする劣等財メーカー牽引型の産業構造が変わっていないのであれば、『潜在成長率はプラス0.7%以上』という試算は、当座預金目標残高の大幅引き上げを『量的金融緩和』と国会に虚偽報告した国賊ポン銀お得意の“粉飾決算”であると断じざるを得ない。
〓また万が一、『潜在成長率がプラス』、すなわち不況(マイナス成長)を追い風とする劣等財メーカー牽引型だった日本の産業構造が好況を追い風とする正常財メーカー牽引型に転換しつつあるというのが真実であるとすれば、『(「国策デフレ」によって)失われた平成の30年』の間、不況を追い風に“快進撃”を続け日本経済を牽引して来たトヨタの好業績に終わりが近づきつつあることを意味する。
〓好況を追い風とする正常財メーカーである日産やホンダ、三菱自の復活が未だ見通せない中で、今トヨタまで失速することになれば日本経済は一体どうなってしまうのか中学生にでも分かる筈だ。
〓『潜在成長率がプラスに転換』したのが真実であるとすれば、近い将来 日本経済は壊滅する。
〓一方、『潜在成長率はプラス0.7%以上』という試算が、当座預金目標残高の大幅引き上げを『量的金融緩和』と国会に虚偽報告した国賊ポン銀 御得意の“粉飾決算”であるとすれば、国賊ポン銀が そのような“粉飾決算”に前のめりとなる動機が問題となる。
〓国賊ポン銀が2001年~2006年に強行した出鱈目『量的金融緩和』の時期に経団連会長を務め、国賊ポン銀による『国策デフレ』(「失われた平成の30年」)に翼賛したのはトヨタの奥田碩だった。
〓つまり今回の利上げによる金融引き締めも、日本の不況とデフレを長引かせたい劣等財メーカーに対する国賊ポン銀の便宜供与ではないかと強く推定される。
〓そもそも『潜在成長率がプラス0.7%以上』というのは飽くまでも机上の試算であるから、やろうと思えば何とでもなる訳で、潜在成長率を高目に見積もって その水準までは どんなに利上げを繰り返しても『金融緩和』だと白を切り続けることが出来てしまう。
〓ウクライナ戦争に起因するサプライ・ショックで世界的に同じ条件でコストプッシュ・インフレが発生した2022年のCPI前年比を比較すると、米国が6.5%、ユーロ圏が8.4%だったのに